貯蓄型の保険
かつては、円建ての商品でも10年で倍になったりと、貯蓄性商品として非常に魅力のあるものでした。教育費には学資保険、将来や老後の貯蓄に終身保険や養老保険、個人年金保険の活用が一般的でした。
しかし、マイナス金利政策により、各保険会社も運用が難しくなり、円建ての貯蓄性商品はほぼ魅力がないものとなっています。そのため、日本円に比べると金利の高い外貨建ての保険に移行しているのが現状です。
教育費や老後資金準備として、外貨建て保険を活用される方も増えてきていますが、安易に利用するのではなく、積立利率や為替リスク、手数料などもしっかりとチェックすることが重要です。
また、あくまでも保険であり、株式や投資信託のような純粋な投資商品ではないため、ただ増やすために運用するという目的の場合は効果的ではありません。あくまで保障も必要だが運用もしていきたいという方にお勧めです。死亡だけでなく、がんなどの3大疾病の保障を外貨で準備できる商品もあります。
外貨建て保険は、余裕資金や、相続対策などで活用する場合は一時払いタイプ、中長期的な資産形成で活用する場合は、時間分散を図る意味でも月払いタイプが効果的です。
また、保障のレバレッジを考えれば掛け捨ての保険、健康に留意しながら貯蓄性を求めるのであれば貯蓄性の保険と、使い分けるのも重要です。