人生100年時代、長い人生をどう生きるのかを考えるのかが一つのテーマとなっています。また、長生きのリスクにどう備えるかも重要な課題となります。

ファイナンシャルプランナーである筆者が相談業務を行う中では、若い世代ほど保険はいらないと考えています。それに対して、ご高齢の方が保険を追加加入を希望するケースもあり、年配の方ほど保険を積極的に活用する傾向が見られます。

これには時代背景も影響しており、かつて金利が高い時代は保険を活用した貯蓄が当たり前で、保険を活用することに対し抵抗感がなく、「保険=お得」という認識を持った方がまだまだ多くいます。

逆に若い世代になると、本や雑誌、インターネット等で「保険は不要」といった記事を目にすることも多く、本来保険に入るべき人でも入っていないケースも増えてきているように感じます。

実際に保険が必要か必要でないかは、個々や世帯の置かれている状況により異なるため、自分にとって必要なのか不要なのかを考える必要があり、安易に不要と結論付けるのは危険です。

最近は、ライフスタイルの多様化や高齢化が進行し、また医療事情の変化などにより、以前は考えてこなかった分野の保障へのニーズが増えてきています。保障の分野別の最近の傾向についてみていきましょう。