「私を含めて5人グループで集まろうという話になりました。『どこかの家に行くには人数的に多いよね』ということになり、お天気に左右されずアクセスも良い室内有料施設に集まることになりました。私はこういった場所は初めてだったので『楽しそう』と思うと同時に『こんなに値段がするの?!』と驚いてしまいました。

うちは下の子もいたため、3人で行くためには4000円以上かかります。トークの中で『途中で近くのお店にいってランチもしよう』という話になり、それを含めると余裕で5000円を超える計算になりました。とはいえ、初めての集まりに参加しないもの寂しいと感じたので、痛手と思いつつ思い切って参加することにしました」

Yさんは数日間節約をしてみんなと遊びにいくことにしたそうです。当日は華やかな遊具に子供さんたちは大喜び。高いお金を出すだけのことはあるな、とYさんも来てよかったと感じたといいます。

「その日、楽しい時間を過ごして帰宅すると一人のママからグループラインにメッセージが届きました。『みんな楽しそうでよかったね。うちの子、児童館のおもちゃとかショボすぎて食いつかないからこれからはあそこを定番にしようね!』今回限りと思っていたので正直驚いてしまいました。

しかし、他のママたちは『賛成!』という肯定的な返事ばかり。なんと『じゃあ次いつにする?』なんて話になってしまいました。私は専業主婦だし、夫もこういった交際費にお金をかけることにいい顔をしません。とはいえ、子供が仲間外れになったら困ると思い、もう一度だけ参加することに。でも、心から楽しめていない自分に気がついたんです。『みんなお金持ちなのかな、児童館でも充分楽しめるうちの子は貧乏くさいのかな』そんなことばかり考えているのが嫌になってしまって。

それで、思い切ってそのグループを抜けることにしました。幸い、もうひとつ気になる幼稚園があり、そちらの無料サークルでもお友達が数人できていました。こちらは、公園で遊びましょうか、という感じのママたち。今思うと私が園のカラーに気づいていなかったのかもしれません。とはいえ、入園前に気がつけたことはラッキーだったと思うことにしています」

素敵なグループに所属したことでまるで自分がワンランクアップしたような気持になっていた、と語ってくれたYさん。しかし「どこか無理がたたり、心から笑えないということは合っていないということ。背伸びをして付いていっても虚しい」ことに気が付いたそうです。

不器用なママはお呼びでない!?

元々料理やお裁縫が得意ではなかったTさん。市のプレママ教室で出会ったというお友達と、出産後も赤ちゃんを連れて息抜きがてらサークル活動に参加していました。