冬休みこそしっかり寝るべき?睡眠時間は親がきちんと管理しよう

学校などがない休みの期間だからこそたくさん勉強してもらわなくちゃ!と意気込んでいる保護者の方も多いかもしれませんが、睡眠時間を惜しんでまで勉強するのはかえって逆効果

脳科学の研究(※1)では、睡眠が記憶の定着に有効であることがわかっています。つまり無理して勉強するよりも、適度な睡眠をとる方が学んだことを身につける受験勉強には大切なのです。また、成長期の小学生が十分な睡眠を取れないと、疲労の回復が不十分で体調を崩してしまう可能性が高まります。

さらに睡眠不足は私たちの身体のバランスを司る自律神経の働きも乱します。元気そうに見える子どもでも寝不足だと、実は知らず知らずのうちに “いつも興奮している状態”になってしまっていて、些細なことでイライラしたり集中力が欠けてしまったりと、情緒不安定になってしまうことも。小学校高学年の子どもの理想睡眠時間は9〜10時間と言われています。大人よりも睡眠時間を確保できるよう、夜更かし気味の子どもには保護者が声をかけてあげることが大切です。
(※1 LIMO参考記事:「子育ては「睡眠」から考えるのが大正解!『子どもが幸せになる「正しい睡眠」』」)