“水溶性の汚れ”には、液体酸素系漂白剤が効果的です。衣類に付着した固形物を取り除き、シミ部分に液体酸素系漂白剤を塗布してから洗います。“油溶性の汚れ”に対しては、市販の中性洗剤を使います。シミ部分にしっかりと染みこませ、手洗いまたは洗濯機の弱水流コースで洗ってください。
注意点として、衣類の「洗濯表示」は必ず確認しましょう。家庭用洗濯機で丸洗いできる衣類でなければ、上記テクニックは使えません。スーツをはじめとする家庭では洗えない衣類の場合、汚れが付いた直後に応急処置を施すことで、シミになるのを防げます。
用意するものは、コンビニなどで販売されている「シミ取り剤」。使い方は簡単で、シミ部分の裏側に付属の吸収シートを当てがい、シミ取り剤を塗布して上からポンポンと叩くだけです。水溶性および油溶性の汚れは、時間が経つほどシミになりやすいもの。万が一の汚れに備え、飲み会シーズン中はシミ取り剤を持ち歩くようにしましょう。
なお、飲食店で提供される“おしぼり”で汚れを拭くのはNGです。一般的な“おしぼり”は塩素系漂白剤で処理されており、漂白成分から衣類の色落ちの原因となります。
参考:Lidea『「白い服」が汚れた!とっさの時に役立つ応急処置と「白い服」のお洗濯のコツ』
嫌なニオイは洗濯 or 消臭スプレーで対策
飲み会で付いた嫌なニオイは、洗濯で取り除くのが基本。放置するとニオイが残りやすくなるため、帰宅後はできるだけ早く洗濯しましょう。併せて消臭・防臭効果のある柔軟剤を使用すると、次回着用する際にもニオイが付きにくくなります。