妻から夫へ

長い交際期間を経て結婚したMさん夫妻。相手のことをお互い理解している円満夫婦として4年ほど結婚生活をおくっていました。ある日、些細なことで口論になった二人。奥さんは勢いで「私がこんなに苦労してるのもあなたの稼ぎが少ないから!!」といってしまったそうです。

ご主人は普段から自分の収入に対し負い目を感じているところがありました。それをわかっていながらの発言だっただけに、Mさんの奥さんは発言直後「しまった!!」と思ったそうです。ご主人はひとこと「やっぱりお前はそう思っていたんだな」とつぶやいたそう。

一家を支える夫にとり、稼ぎというのは一種のバロメーター的なところがあります。Mさんのうちの場合、ご主人が気にしていることを知りながらそこをグサリと刺してしまったことで、夫婦の溝を一気に深めてしまう結果に。男性のお金に対するプライドを傷つけてしまう言葉は本当にNGフレーズなので、ぜひ注意してください。

夫から妻へ

一方、夫から妻へ放たれた一言で一気に溝を深めたお話です。Kさんのご主人は大きな企業に勤めるエリートサラリーマンです。その分、家事や育児は一切せず、奥さんは家のことをすべて任されていました。ある日、久しぶりに地元の友達が上京することになったため、ご主人に子供の面倒を半日だけみてほしいとお願いしました。その時は何も言わず了解してくれたご主人ですが、Kさんが待ち合わせ場所のすこしおしゃれなお店へと向かおうしたところ「俺に子供を押し付けて優雅なもんだな。全く、誰の稼いだ金だと思ってるんだ」と発言したといいます。

「普段から『俺の金』発言の多かった夫ですが、まさかここまでとは思いませんでした。それまで仕事をせずに家にいる分の家事をやってきた自負があったのに、夫には全く伝わっていなかった。この人との未来はないなと確信しました」

こちらも同様に、お金にからめた発言が最もNGという結果に。こういった心ない発言が、相手にとって許すことのできない言葉になっているようです。

離婚後の生活が不安にならないために

しかし、相手との決定的なすれ違いを感じても、離婚に踏み切ることができないでいる人はたくさんいます。こちらもやはり、お金の問題が大きなウェイトを占めているようです。