その原因が自分だと心のどこかで思っている、自分は悪い子だ、という空虚感が何かに依存するきっかけになるのです。誰かにかまってほしい俗にいう「カマチョ」(かまってほしい人)です。思春期の子供は、問題行動を起こすことで親に振り向いてもらおうとします。構ってほしいと思うなら、自分からアクションをストレートに起こして相手に伝えればいいのに歪曲しているので難癖になってしまうのです。

「アダルトチルドレン」の本を読み始めると思いあたる節だったので、先日カウンセリングルームへ相談に行きました。自己肯定感を生むためにどうしたらいいのでしょうか?カウンセラーの先生にきいたら「褒めを挟む」ことで少しは相手にいうことをきくきになるということです。これだけFacebookやTwitterなどで「いいね!」がほしいという時代は、もしかしらたら自己肯定感の低い大人の集まりが現代社会なのかもしれません。

ただ、ひとつ思うのは、夫婦は他人です。全く気遣いがない状態でうまくいくはずがありません。お互いに気遣いが必要と再認識するのが結婚20年目のタスクかな、と思っています。(笑)

堀田 馨