「すでに結婚しているとこちらからわざわざ言わなかったけれど、『結婚や出産などを含めたキャリアプランはどう考えるか?』と聞かれると答えざるを得なかった」のだそう。
「生活基盤がしっかりしてから子どもを育てたいと言っても、『それはいつ?』『たった2、3年で産休に入られても困るよ』『産休とか育休っていうのは会社にしっかり貢献してから取るべきだ』などと責め立てられることもあった」と言います。
Cさんは「夫も同じ時期に就活していたけれど、そんなことを言われることは一度もなかったと言っていた。女性であるというだけでこんな目にあうのはおかしい」と不満を募らせます。
そもそも、企業が家族計画にまで首を突っ込んでくること自体がおかしいのですが、こうした目に遭っている女性は少なくありません。
筆者も、就活時に結婚していたわけでもないのに「結婚の予定は? 子どもはどうするの? つくる気ある?」と聞かれました。こういう事態がなくなるといいのですが、今の日本ではそれも時間がかかりそうですね。
まとめ
セクハラやパワハラ、そして聞くべきではないことを聞かれるといったハラスメントを受けることも多い就活。こうした就活で疲弊してしまうのは学生たちです。せめて、希望を抱いて社会に出られるような明るい日本にしたいものですね。
大塚 ちえ