そのような中、日経平均株価はほぼ終日マイナス圏で推移しました。寄り付きから小安く推移した後、前場の半ばに一時+11円高のプラス圏へ浮上しましたが、その後はマイナス圏に沈んだままの展開となりました。
後場寄り直後には一時約▲100円安の場面もありましたが、その後はやや挽回して引けています。
なお、TOPIXも同じような値動きで続落となりましたが、下落率は日経平均株価より小幅に止まりました。
東証マザーズ株価指数は小反発、売買代金は7日連続で1,000億円を上回る
東証マザーズの出来高は7,465万株、売買代金1,648億円となりました。出来高は前日より減りましたが、売買代金は増加しています。
先週から始まった年内のIPOラッシュを受け、個人投資家の資金移動が激しさを増しており、売買代金は7日連続で1,000億円を上回りました。さらに、連日で1,500億円超えになるなど、先々週までの薄商いが嘘のような活況となっています。
なお、一部の主力株が買い戻されたこともあり、株価指数は小幅上昇の小反発で引けました。
日立製作所が大幅続伸で年初来高値更新、オリンパスなどハイテク株の一角が下落
個別銘柄では、直近で株価上昇が続いたハイテク株の一角が利食い売りに押され、オリンパス(7733)が一時▲4%安に迫る大幅下落となり、東京エレクトロン(8035)、村田製作所(6981)、SCREENホールディングス(7735)、ニコン(7731)などが大きく値を下げました。