映画館での「スマホマナー」の悪さに映画好きから怒りの声

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あっという間に12月も後半に差しかかり、いわゆる「正月映画」も続々と公開されてきています。日本でも爆発的なヒットをしたディズニー映画『アナと雪の女王』の続編である『アナと雪の女王2』や日本を代表するアニメが初のフル3DCG作品となった『ルパン三世THE FIRST』。ほかにも期待の作品が数多くあります。映画館に観に行く、もしくはすでに観たという方も多いのではないでしょうか。

せっかく映画館で観るなら、気持ちよく観たいですよね。しかし、ネット上では「観客のマナーが悪すぎて不快になった」など映画館でのマナーについての苦言・苦情・怒りの声が相次いでいます。もしかしたら無意識に私たちもマナー違反をしている可能性もありますよね。ポップコーンを食べる音がうるさかったり、ドリンクホルダーを使うときに右側ではなく左側を使ってしまったり……。

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この記事では、映画館でのマナーの中でも特に賛否両論が分かれる「上映中のスマホ」について、ネット上の声を調査してみました。

上映中のスマホの光にイラッ!

TOHOシネマズのウェブサイトにある『映画を心地よくご鑑賞いただくための9つの法則』には「上映中は携帯電話の電源はお切りください」と書かれています。しかしそうしたルールは実際のところあまり守られていないようで、ネット上には次のような怒りの声が数多く見られます。

「その小さな明かりのせいで全く集中できなくなる」
「たったの2時間ぐらいスマホさわらずに我慢できないんですか?」
「暗い中でスマホを操作されると、その画面の明かりが周りの人には眩しく見えて、瞳孔がしまって画面が暗く見える。だから電源は切れ」
「マナー1つ守れん人間が映画館で映画を観るな。携帯触りたいなら家でやれ」

マナーをきちんと守っている人から見ると、公共の場でマナー違反を犯している人の存在は不快に感じるものです。中には、お金を払って楽しみに観に行ったのに気分を害されて、その怒りや愚痴をネット上でぶちまける人もいるようです。このほかにも「画面の光を一番落とせばいいでしょ」という考えの人に対し、「画面の光を一番落としても目立つから‼」という意見もありました。

神経質すぎない?

このようにマナーを守り、周りにもマナーを守るよう求める人が多く見られる一方で、次に示すように、そうしたマナーに納得がいっていない人もいます。

「日本人映画マナーに厳しすぎ」
「もっとアメリカぐらいアバウトに映画楽しめんのか」

「なんでも厳しい方に合わせたがる奴隷日本人」
「映画館マナーにやたら厳しい人って『集中力足りなくない?』って気はする」

確かに、アメリカの映画館ではヤジや歓声が飛びまくっているイメージがありますよね。インドでは観客が踊り出すそうです。これらの国と比べると、日本は「できる限り気配を消さなくてはいけない空気」があるかもしれません。

また、スマホの電源を入れたままの人の中には、「緊急の連絡が入るかもしれないから」という意見もありました。もちろん人によって都合があるのですが、周りの人からするとそれがわからないので、ただマナー違反をしているように見えてしまいます。スマホをどうしても確認しなくてはいけない場合は、席を立って外で使用するような配慮は必要かもしれません。

マナーモードもダメなの?

こうした「電源を切るかどうか」に着目する人たちがいる一方で、「マナーモードにする」という人もいるのではないでしょうか。先ほども少し触れたように、緊急の連絡を受け取りたい人などは、マナーモードにしておくという人も多いかもしれません。

「映画館ではマナーモード、機内モードにしておきます!」
「映画館でマナーモードにしないやつは映画館にくるなマジで」

このように、マナーを守れと主張する側と思われる人の「マナーモードにしてよ!」という旨のツイートがよく見られます。一方で、

「マナーモードじゃねえ電源を切れ」
「映画館でマナーモードならOKって言うやつ、画面光るしシーンによってはバイブもわかる(特にLINE連発)のでスマホ粉々になって欲しい。指示通り電源切るか家で見てくれ」

このように「マナーモードでも許せない」という人たちもいるようです。ちなみに「機内モード」は通信自体を遮断しますので、外部から何らかの連絡があった際にも、バイブレーションや通知などは基本的にきません(この点は設定によって異なります)。

ともあれ「電源オフ」と「マナーモード」は、どちらのほうが正しいのでしょうか? 先ほども述べたように、TOHOシネマズの注意書きでは「上映中は携帯電話の電源はお切りください」と書かれています。他の映画館はどうなのでしょう?

・イオンシネマ「上映中は携帯電話の電源はお切りください」
・109シネマズ「携帯電話は電源OFF!」
・ユナイテッド・シネマ「携帯電話電源OFF」

どこの映画館も、マナーモードではなく「電源を切ること」を求めていることがわかります。もちろんここには他のお客様が快適に見られるようにという意図があるようです。加えて、「映画産業団体連合会」などが加盟し、各都道府県の興行組合によって構成されている全興連(全国興行生活衛生同業組合連合会)によると、「上映中の映画の盗撮」を防止する観点からも、電源を切ってほしいようです。

気持ちよく映画を見るために

このように、「ちょっとぐらいスマホを見てもいいじゃないか」という人、「マナーモードにしている」という人、「絶対に電源を切る」という人、さまざまな人がいることがわかります。それぞれに事情や考えがあるのかもしれませんが、映画館が求めている以上は、よほどの例外を除いて、基本的にはそのルールに従う必要があるのではないでしょうか。

また、文脈は少し異なりますが、2019年12月9日にTwitterに投稿された二部式部(@micakoskidaore)さんのツイートがネット上で話題となっていました。開演前、二部式部さんの隣の席に座っていたお嬢さんがこんなことを言ったそうです。

「あ、携帯切らなきゃ。携帯の電源切るとき、観劇に来たんだーってワクワクするねん」

彼女たちが見たのは宝塚歌劇だったそうですが、映画館で見る場合でも、この考え方を見習って、気持ちよく電源を落としたいものですね。

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2005年創業。ビジネス書・実用書を中心とした書籍出版や企業出版、メディア・コンテンツ事業、デザイン制作事業などを手がける。

主な刊行書籍に、20万部突破の『誰からも「気がきく」と言われる45の習慣』をはじめ、『特定の人としかうまく付き合えないのは、結局、あなたの心が冷めているからだ』 『起業家のように企業で働く』 『すべての仕事を紙1枚にまとめてしまう整理術』 『21世紀のビジネスにデザイン思考が必要な理由』 『自分を変える習慣力』 『鬼速PDCA』など。