終身雇用が崩壊した時代になり、会社だけに頼らない収入源を求める人は少なくありません。そこで注目されるのが「副業」です。今回は、副業を考え始めた人向けに「副業のいろは」を紹介します。
働き方改革と副業解禁で副業がしやすくなった
昨今、「働き方改革」という言葉をよく聞くようになりました。厚生労働省の『「働き方改革」の実現に向けて』によると、働き方改革というのは、「働く人びとが、個々の事情に応じた多様で柔軟な働き方を、自分で選択できるようにするための改革」です。
例えば「残業を含む長時間労働の是正」です。これも働き方改革として挙げられていますから、今後は残業が減り、自分の時間を取りやすくなってくるでしょう。また2018年から政府も副業を推進しているので、仕事の後の時間で副業に取り組めば、収入を上げるだけではなく、新しいスキルを身につけることもできますよね。そのスキルを本業に活かせるかもしれませんから、副業は企業にとってもマイナスにはならないと考えることができます。
「サラリーマン+副業」が最強の働き方!?
ストレスのたまる会社員生活を離れて、フリーランスとして自由な時間を手にしたいと思う人も多いでしょう。Aさんもその1人でした。今は独立し、サラリーマン時代に比べてストレスも格段に減っているといいます。しかし、将来に不安は残るようで……。
「フリーランスだと退職金がありませんし、病気で働けなくなったら、収入が0円になる可能性もあります。そう考えると怖い気持ちはありますよね。そのため、会社員時代よりも貯蓄は多めにするようにしています」
サラリーマンは、福利厚生という恩恵が受けられるのが魅力のひとつ。Aさんは会社員時代を振り返り、「サラリーマン+副業」がベストではないかと語ります。