12月に入るとクリスマスを指折り数えて待ちわびる子供たちはたくさんいることでしょう。サンタクロースからのプレゼントを貰える24日の夜はなかなか寝付けない、という子も多いものです。純粋な子供たちを微笑ましく見守り、いつまでこの夢が続くのかと、かつての子供たちである親もまたドキドキする時期でもあります。
しかし、クリスマスシーズンは心温まる親子のエピソードだけとは限りません。今回は、幼稚園の同級生から「サンタクロースはいない」「サンタクロースはパパとママ」と告げられ、ショックを受けた女の子とお母さんの悲喜こもごものお話を紹介します。
ませた女の子が「サンタはいない」と触れ回る
Cちゃんは大人しい性格の年長の女の子です。クリスマスにはプリキュアのおもちゃをサンタさんに頼もうとしていました。12月に入り、幼稚園でもクリスマスプレゼントのことが話題に上ることが増えてきた時、年の離れた兄姉のいるTちゃんが自信満々に「サンタさんなんかいないよ。プレゼントはパパとママが置いている」と皆に告げたそうです。
反論した同級生もいたものの、言葉が達者なTちゃんに論破され泣き出す子も。なぜかTちゃんからターゲットにされ、その話を何度も聞かされたCちゃんはどんどん落ち込んでいきました。
最近、幼稚園から帰ってくると元気がないと感じたCちゃんのお母さんは、本人に聞いてみるも「何でもない」という返事だけです。心配になったお母さんは帰り際に幼稚園の先生に園の様子を聞いてみると、「もしかしたらサンタクロースの話が原因かもしれません」と返ってきました。その時初めて、Tちゃんの言動を知ったのです。