例えば、医師やパイロットなど、特殊な免許を持っている人でないとできない仕事となると、できる人が限られるわけですから、当然そういった人たちの年収が高くなるというのは、理解できますよね。また、そもそもの平均年収が高い業界というのも存在します。

このため、現在の年収が低いからといって「自分の実力がない」と考えるのは早計。勤務先の職場環境が悪く働きにくい場合や、これ以上の年収アップが望めない企業だったという場合、実力がある人が、より高い収入を求めて転職を考えることは、むしろポジティブな考え方といえるのではないでしょうか。

なお、転職情報サイトDodaの「転職で年収アップするのはこんな人」によると、転職により年収アップしやすい年齢は20代後半。収入アップしやすい職種は「1位:専門商社」「2位:人材サービス」「3位:金融」で、平均すると15%ほど年収がアップしているという結果になったそうです。

そもそもこれらの職種が自分に合っているかをまず考える必要があるものの、年収アップを目的とした転職を行うことが可能な年代と、年収アップを望むことができる職種をあらかじめ知っておいた方が、転職活動を効率よくすすめることができるということかもしれません。

面接の時に注意したいこととは?

年収アップのために転職したい場合でも、面接の際に「今の会社の待遇が不満です」「年収アップを目在しています」という発言は避けましょう。