彼の場合はすでに借金がクセになってしまっているようです。苦しくなったらお金を借りる、という悪いパターンが断ち切れなくなってしまっているので、まずはお金を借りるという選択肢を封印すること。そのうえで、家計の改善に努めて家計に余裕を持たせることが重要です。
人に借りるばかりで前に進めない
人材会社で契約社員として働くCさんも自分の悪いクセを直したいと悩んでいるようです。「お金がなくなったら人に借りるというのを繰り返してしまう。親にも友人にも、毎回ちゃんと返しているけれど、借りるっていうのがよくないと思う」と話します。
2~3カ月に一度、2~3万円というさほど大きな金額ではないらしいのですが、生活が苦しくなるとついお金を貸してほしいとお願いしてしまうのだと言います。
Cさんは新卒で大手の人材派遣会社に入社したものの、4年半で退職し、契約社員として今の会社に入社しました。そのあたりから家計が赤字になることが増えたようです。毎月赤字というわけではないらしいのですが、臨時出費があるとどうしても苦しくなるのだと言います。
「ちょうど26歳~27歳で結婚する人が増え、冠婚葬祭に呼ばれた月はどうしても苦しい。あとは契約社員でボーナスがないので、苦しい月があると翌月や翌々月で取り返すのが大変。契約社員から正社員になれるように頑張っているけれど、なかなかうまくいかない」と嘆きます。
人にお金を借りること自体よくないクセだとは思っているものの、家計が苦しいときについ頼ってしまうのだそう。Cさんの場合も、Bさんのケースと似ていて収入を安定させることが最優先です。人に借りることで信頼を損ないますし、いまは順調に返せているものの返せなくなってしまったら関係性自体もこじれてしまいます。