たとえばおせちもそのひとつです。義実家では家族が嫌いな食べものをおせちに入れないスタイル。酢のものが嫌いだから紅白なますは省く、くわいは食べられないから入れない、などなど。たしかに苦手なものを食べるのは、苦痛かもしれません。しかしおせち料理のいわれを食べながら学んでいくことも大切だと思うのです。

こんな不満を感じていた私は、周りのママ友に義実家でのおせち料理事情をリサーチすることに。すると、
「毎年百貨店で注文している。義実家で作ることはないよ」
「スーパーで買ってきたものを詰めて、おせちにしている」
「こだわりが強い義母だから、おせち作るのを手伝わせてもらえない」
といった声がありました。

その一方で、「毎年30日からずっとおせちの準備をしている。女性はおせち作り、男性は大掃除で、くつろげる年末年始ではない」「はじめての帰省で『あなたの家庭の味を知りたい』と言われ、ひとりでおせちを作らされた。いままで作ったこともなかったら、母にレシピを送ってもらって必死に作ったよ。なのに正月に言われたのが『うちの味とは違うわね。来年からはうちの味で』って」など、おせち作りで大変な思いをしているママ友もいたのです。

周りのママ友にリサーチしてみることで、正月にこだわりがある家庭に嫁ぐのも大変なんだと痛感。こだわりが強くない家に嫁いで、やっぱり私はラッキーだったのかもしれません。しかしやはり子供には正月は特別な一日と感じてほしい。これから少しずつ、自分が理想とする正月ルールを盛り込んでいきたいものです。

まとめ

義実家への帰省は、慣れ親しんだ習慣とは異なることも多々あります。なじめなく悩むこともありますが、これから長い間付き合う家族。相手の習慣に慣れていけるようにしつつ、少しずつ自分の主張も述べていければと思います。

みなさんも諸々なじめない義実家ルールがあるかもしれません。不満に感じるとどんどん嫌な気持ちになってしまいます。しかし周りのママ友の義実家事情をリサーチしてみると、自分の恵まれている状況を発見できるかも!

小関 あんな