12月に入り、きらびやかな装飾も増えて、街もすっかりクリスマスムードになりました。この時期になると子供たちは、「どんなプレゼントがもらえるんだろう?」「サンタさん、来てくれるかな?」と、クリスマス当日を心待ちにしていることでしょう。筆者もそうでした。
そんな子供たちの様子をみて、せっかくなら喜ぶものをあげたいと思うのが親心でしょう。そこで今回は、プレゼントをもらっている側に年齢の近い現役高校生の筆者が、保育園児から高校3年生まで、周囲の子供たちから聞いたリアルな声をお伝えしたいと思います。
残念に感じても子供たちは顔に出さない
話を聞いてみると、小学校の高学年までは「サンタ」からプレゼントをもらっていたという答えが多く、小学校の高学年から高校3年生までは親からプレゼントを直接もらうと言っていました。
筆者もそうですが、サンタが実は自分の親であることは、心の奥底では気づいていることが多いものです。
保育園・幼稚園の年長ぐらいになると、「サンタは親だ!」と言う子も出てきます。それで、サンタの存在を強く信じながらも「え! そうなの?」と心の底で疑い始めてしまうのです。そのため、クリスマスの朝に目覚めてワクワクしながらプレゼントの包装紙を開け、たとえ残念に感じるものだったとしても顔に出す子のほうが少ないでしょう。
筆者の母親も、子供の頃にサンタから辞書や文房具をもらい、とても残念に感じたそうです。それでも、親が一生懸命考えてプレゼントしてくれたものだと思うと、喜べない自分がおかしいんじゃないかと感じ、いまでも苦い思い出だといいます。