①家事をやってもダメ出しや文句を言われるから
妻の方が家事スキルに長けていたり、意識が高いゆえに起きる現象です。
夫は自分で何かやろうとしたときに、妻から「なんでそうするの」「こうしてよ」などと叱られたことがあるのでしょう。
「妻に任せた方がいいんだ」と諦め、いじけたり拗ねている場合もありますが、「妻の方がこだわりが強いので、妻に任せておこう」と譲っている可能性もあります。
夫が家事に取り組んだときは、ポジティブな言葉を投げかけてあげることをオススメします。夫の家事の内容を改善したい時は、傷つけない言い方を考えましょう。
②何もしなくても妻が当然のようにやってくれるから
結婚当初から妻が1人で家事をこなしていると、夫は「それで問題ないんだ」と思ってしまいます。
妻が自分で好きでやっているのかと思いきや、突然妻が怒りだして困惑し、大げんかになってしまうのでしょう。
妻が突然「あなたのために、こんなことをしている!」と主張しても、夫が『別にしてくれなくて良かったのにな』と思っているケースもあります。『言ってくれたら協力したのに』と夫にもモヤモヤが残るでしょう。必要なのは価値観をすり合わせる対話です。
「不満だ」と思ったら、夫婦間ですぐに言うようにしましょう。言わずにため込んで爆発させる行為は、お互いに得がありません。
③帰りの時間が遅く、疲れているから
仕事が本当に忙しく、時間的にも肉体的にも難しいというケースもあるはずです。
しかし、ここで大切なのは「スタンス」でしょう。スタンスがハッキリするのは、夫が休日の日です。
忙しいからできていないのであれば、休日は家事も「自分の仕事」として取り組んでくれることでしょう。しかし、休日も一切家事をしないのであれば、仕事に関係なく、「家事は妻の仕事」という価値観で日々を過ごしているということでしょう。
④本気で「家事は妻の仕事」だと思っているから
特に理由もなく「家事は妻がやるものだ」と思い込んでいるパターンです。頭を抱えてしまいますが、これも意外といます。
そういう夫の実家はきまって、専業主婦で家事が完璧なお母さんと、家事を全くしないお父さんがいるのです。そして、「うちのお母さんこそ、最高のお母さん」だと思っています。この価値観の根拠は「実家」なのです。
これは何も夫だけではありません。妻もまた「実家のお母さん像」を目指してしまうケースがあります。母を尊敬し「お母さんのようになりたい」と思う気持ちは素晴らしいのですが、自分に合った「お母さん像」があるはずです。
マネをするのは「お母さんばかりが家事をやっていた生活」だけではなく、もっと本質的な「家族を愛し、寄り添うこと」だけでも良いのではないでしょうか。
夫の意識を変えるきっかけになる言葉とは
それでは、全く家事をしない夫の意識はどうすれば変わるのでしょうか。きつい口調で叱っても意味はなく、余計モチベーションを落とすだけです。