シリーズでお伝えしている「注目小売店月次実績」。今回は牛丼チェーン店「松屋」他を運営する松屋フーズHD(9887)の、2019年11月の月次動向及び過去実績、また過去1年の株価動向について振り返ってみましょう

直近の月次実績

2019年12月2日に更新された、速報ベースの松屋フーズHDの2019年11月既存店売上高は、対前年同月比104.1%となりプラス成長。内訳は客数103.2%、客単価100.9%でした。

また全店売上高も106.4%となり、既存店・全店ともにプラス成長を果たしています。

今期の既存店売上高の振り返り

では、同社のここまでの既存店売上高はどう推移してきたのでしょうか(同社は3月決算)。

既存店売上高は、今期全ての月において対前年同月比でプラス成長を達成しています。さらに客数及び客単価も全ての月でプラスを維持しており、堅調な推移を見せています。

全店売上高も既存店同様、全ての月でプラス成長が継続しており、既存店とともに好調を維持しています。

過去1年の株価動向

最後に同社の株価動向を見ていきましょう。

同社の株価は2018年以降4,200円台が天井となっていました。しかし11月後半に4,200円台の天井を上方ブレイクし、その後も上昇が続き、12月2日には4,500円台に到達。

2019年7月3,300円台からスタートした株価上昇が、5カ月にわたって続いている状況です。

既存店及び全店の対前年同月比成長が続く中で、7月以降は株価も上昇が継続中です。現在の好調の持続力が注目されます。

松屋フーズホールディングスの過去1年の株価推移

参考資料:月次報告 2020年3月期 (2019年4月〜2020年3月)

LIMO編集部