リボ払いには要注意

「貯金のペースを保つため、毎月の支出額を一定にしたい」と考える方もいるかもしれません。しかし、だからといってリボ払いを利用するのは避けておきましょう。

その理由は、「金利の高さ」にあります。一括払いの場合、金利は発生しません。ところが、リボ払いなら1年間で約15%の利子を払うことになってしまうのです。

仮に、15万円の買い物をしたケースを考えてみましょう。一括払いなら、金利はないので15万円をそのまま支払えばいいだけ。ところが、「月1万円の元利定額返済かつリボ払い」と設定した場合、15万円だけでなく約1万7,000円の金利を支払う必要があります。

さらに、「15万円を月1万円ずつ返済するから、15カ月間支払う」という訳でもありません。リボ払いだと、返済期間は17カ月に長引いてしまいます。

また、毎月当たり前のように決まった額を支払うリボ払いには、「自分が今までいくら払ってきたのか」「あといくら払えばいいのか」といった感覚が得られにくいデメリットも。「なぜかお金が増えない…」という方は、リボ払いが原因の可能性もあると言えるでしょう。

クレジットカードの契約内容をもう一度確認してみましょう。初めから「リボ払い」設定になっている場合もあります。

赤字状態を改善するには

今すでに赤字が続いていて、教育資金どころではない方は、まずは「1万円でも貯金をする」という目標を掲げましょう。「赤字をなくすこと」を目標にしていると、またすぐに元の状態に戻ってしまうかもしれません。だからこそ、ギリギリのラインを目指すのではなく、黒字を生み出せる状態をゴールにしておくのです。

そして、「安さを購入条件にしない」と心がけるのも大切です。「安いから」という理由だけで買い物をしていると、不要なものを購入したり、買うハードルが低くなってしまったりと、ムダづかいに繋がりやすくなります。事前に購入するものをリストアップしておくなど、予定外の買い物をしない工夫をしておくといいでしょう。

毎月10万円以上貯めている人が「やっていること」

最後に、実際に月10万円以上の貯金に成功している人の習慣を見てみましょう。