筆者は最初にこの光景を見た時、義姉の行動は筆者に「本当は弟ではなく、あなたがやるべきなのよ」と暗にメッセージを送っているのだと察知。

その証拠に、夫にチクチク言うたびに「いえ、私がやります!」と名乗り上げると義姉は「そう? じゃあよろしくね」と笑顔に変わります。そして筆者が自宅以上に掃除や洗濯、料理、お酌に徹していると義両親も結局は「働き者で素晴らしいわね」と上機嫌になるのです。

こうして、夫ではなく筆者が頑張って家事手伝いをするのが恒例に。なかなかの仕打ちだなと思いつつも、1年のうち年末年始の3日間だけ我慢すればいいので筆者は毎年、腹をくくって家政婦業に徹しています。

夫の実家での家事は感謝の気持ちと割り切っていたものの、夫は…

しかしこれは「夫の実家だろうと家事は妻がやるべき」ということではなく、パートナーの両親や実家への労いや感謝の気持ちを伝えられる行為とも考えられると筆者は思っていました。つまり、筆者の実家であればその役割は夫が担うものなのではないか、と。

そんな中、今年のお盆は珍しく遠方にある筆者の実家に帰省しました。昨年筆者が子どもを出産したため、親子3人で初めて筆者の実家に行ったのです。夫が筆者の実家を訪れるのは、結婚の挨拶と結婚式以来3回目。