同じく同好会の活動も制限されることに。新しく入社した人を同好会に誘うときにも気を遣うらしく、「今までみたいに気軽に『一回お試しで参加してみなよ』と誘えない雰囲気になっている」と言います。同好会のように共通の趣味を持った者同士で楽しむ時間も制限されるのはツライですよね。
「うちの会社の人事部から配信されたハラスメントに関するメールでは、『当人同士だけの問題ではない。第三者がどう思うかも考慮に入れるべき』と書かれていた。当人同士がふざけあっているのを見た周囲の人がハラスメントだ、なんて言ってくるとしたら、もう何もできない。執務室内で話すのも怖くなってしまった」と嘆いていました。
まとめ
どういう言葉がNGなのか、何をしたらNGなのかという基準が明確ではないことが人々を困らせているようです。また、ハラスメントかどうかというのが受け取り手にゆだねられていること、さらに当人同士だけではなく第三者から見てハラスメントだと感じるかどうかというところまで気を遣わなくてはならないとなると大変です。
これでは、職場でのコミュニケーションが苦痛に感じるのも無理ありません。そうならないように、ハラスメント防止策を講じるにしても考える必要がありそうですね。
大塚 ちえ