小学生の送り迎え問題が議題に上がると、必ず出て来るのが「海外では親による送迎が当たり前」という話題。地域によって多少の違いはあるものの、アメリカやイギリスなど欧米の国では、スクールバスの利用もしくは親の送迎が当たり前になっているようです。学校によっては、子どもだけでの登下校が禁止されている…なんてところもあるそう。日本とは治安の良さや校区の範囲なども違うのでしょうが、日本で子育てをする親の中には、このようなシステムに“うらやましさ”を感じる人も少なくありません。

日本では、小学生がランドセルを背負ってとぼとぼ歩きながら登下校する姿は、日常でよくある光景のひとつ。しかし、海外から旅行で日本に訪れた人たちにとっては、衝撃的な光景のようです。海外の国によっては、13歳以下の子どもが一人で外出すること自体を法律で禁止しているような国も。

日本では、自宅の玄関から「行ってらっしゃい!」と送り出すのは一般的なことですが、海外で同じことをすると逮捕されてしまうようなケースもあるそうです。そもそも“子どもが一人で行動すること”に対しての認識が違うため、学校の登下校に関しても考え方が区別されてしまうのは当たり前のこと。日本の小学校の中には、親の送り迎え自体が禁止されているところもあるので、海外と同じような考えを日本の学校に求めるのには無理があるのも当然です。

小学生の子どもを送り迎えするのは過保護なのか?