6. 駅までの送り迎えや時間貸し駐車場も費用がかかる。バスは1回230円、駐車料金は1時間748円

マイカーで駅まで送ってもらう、出社日だけ時間貸し駐車場を使うなど、通勤には電車代やガソリン代のほかにも費用がかかることがあります。小売物価統計調査で、2026年10月の東京都区部の料金を確認しました。

6.1 バス代とタクシー代、駐車料金はいずれも1年前より上がった

  • バス代(一般バス、7km):1回230円(1年前227円)
  • タクシー代(4km):1回1800円(1年前1700円)
  • 駐車料金:1時間748円(1年前724円)

駅まで4kmをタクシーで往復すると、1日3600円です。雨の日だけでも、月に数回使えばガソリン代を上回ることがあります。

6.2 車の点検やオイル交換も値上がり。オイル交換は1回6559円

マイカー通勤では、走る距離に応じて点検や消耗品の交換も必要になります。小売物価統計調査によると、2026年10月の東京都区部の自動車整備費は次のとおりです。

  • 12か月定期点検:1回1万6902円(1年前1万5844円)
  • オイル交換:1回6559円(1年前5540円)
  • 自動車タイヤ:1本2万1642円(1年前1万9860円)

通勤で走る距離が減れば、オイル交換やタイヤ交換の間隔が延びることもあります。ガソリン代だけでなく、こうした費用も通勤にかかるお金の一部です。

6.3 どこでもドアで浮くのは、会社が出していない費用だけ

通勤がなくなって家計が浮くのは、ガソリン代や駐車場代、送り迎えのタクシー代など、自分で払っている費用です。会社が出している定期代や通勤手当は、通勤がなくなれば支給もなくなるのが一般的なため、手当の額と実際にかかっている費用を比べておくと、出社日数が変わったときの家計への影響をつかみやすくなります。

7. まとめ

片道12kmのマイカー通勤で、ガソリン1Lあたり172円、燃費1Lあたり15kmとすると、月20日の出社でガソリン代は月5504円です。週2出社なら月約2202円で、週5出社との差は年約3万9629円になります。

一方、通勤手当が非課税の限度額と同じ月7300円出ている場合は、通勤がなくなると手当のほうが多く減ります。自分で払っている通勤の費用と、会社から受け取っている手当を、給与明細などで確かめておきましょう。

※本記事の試算は一定の前提に基づく概算です。実際のガソリン代は車の燃費や地域の価格、通勤手当の額は勤務先の規程によって異なります。

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参考資料

進藤 歩