総務省「小売物価統計調査」によると、2026年10月の東京都区部のガソリンの価格は1Lあたり172円です。片道12kmをマイカーで通勤し、燃費を1Lあたり15kmとすると、月20日の出社でガソリン代は月5504円かかります。
『ドラえもん』に登場する「どこでもドア」で通勤がなくなれば、このガソリン代はまるごと浮きます。ただし、会社から通勤手当を受け取っている人は、手当もなくなる点に注意が必要です。
この記事では、出社日数ごとのガソリン代と、通勤手当の非課税限度額との関係を確認します。記事の後半では、片道の距離による違いや、電車・バスで通勤する場合の費用も見ていきます。
1. 片道12kmのマイカー通勤、ガソリン代は月「5504円」。どこでもドアなら全額浮く
マイカー通勤のガソリン代は、走る距離とガソリンの価格、車の燃費で決まります。ここでは、片道12km、燃費は1Lあたり15kmと仮定して計算しました。
1.1 ガソリンは1Lあたり172円で、1年前より4円安い
小売物価統計調査によると、東京都区部のガソリンの価格は、2026年10月が1Lあたり172円、1年前の2025年10月は176円でした。
1.2 1日の往復24kmで1.6L、ガソリン代は275.2円
片道12kmの往復で、1日に走るのは24kmです。燃費が1Lあたり15kmなら、1日に使うガソリンは1.6Lになります。
- 1日の走行距離:24km(片道12km×往復)
- 1日に使うガソリン:1.6L
- 1日のガソリン代:275.2円
- 月20日出社のガソリン代:5504円
- 1年分(12か月):6万6048円
2. 週2出社なら月約2202円。週5出社との差は月約3302円、年約3万9629円
毎日の通勤がなくならなくても、出社する日が減れば、ガソリン代はその分少なくなります。1か月を4週として、出社日数ごとに比べました。
2.1 出社日数ごとのガソリン代は月約2202円から5504円
例)片道12kmのマイカー通勤 出社日数ごとのガソリン代(ガソリン1Lあたり172円、燃費1Lあたり15km)1/1
出所:総務省「小売物価統計調査(動向編)」、国税庁「No.2585 マイカー・自転車通勤者の通勤手当」をもとにLIMO編集部作成
- 週5出社(月20日):月5504円、年6万6048円
- 週3出社(月12日):月約3302円、年約3万9629円
- 週2出社(月8日):月約2202円、年約2万6419円
週5出社から週2出社に変わると、ガソリン代は月約3302円、年にして約3万9629円少なくなることがわかりますね。
2.2 通勤手当が月7300円なら、通勤がなくなると差し引き月1796円のマイナス
国税庁によると、マイカー通勤の通勤手当は、片道の距離に応じて非課税になる限度額が決まっています。片道10km以上15km未満なら、1か月7300円までが非課税です。
仮に会社から月7300円の通勤手当を受け取っていた場合、どこでもドアで通勤がなくなり手当も出なくなると、浮くガソリン代5504円より手当のほうが1796円多く、手元に残るお金はかえって少なくなります。
※試算の前提:ガソリンは小売物価統計調査の2026年10月の東京都区部の価格(1Lあたり172円)、燃費は1Lあたり15km、1か月は4週、駐車場代や車の維持費は含めずにLIMO編集部が計算。通勤手当の額は勤務先の規程によって異なります。