5. 電車通勤の定期代は会社が出すことが多い。私鉄11kmの6か月定期は5万4268円

電車やバスで通勤している人の定期代は、通勤手当や定期券の現物支給として、会社が負担している場合が多くあります。その場合、通勤がなくなっても家計の支出はほとんど変わりません。

5.1 電車・バスの通勤手当は、1か月15万円までが非課税

国税庁によると、電車やバスだけで通勤している人の通勤手当は、最も経済的かつ合理的な経路と方法で通勤した場合の定期代などの額が非課税です。1か月あたり15万円を超える場合は、15万円が非課税の限度額になります。

新幹線や特急の料金も、その経路と方法が最も経済的かつ合理的といえる場合は非課税に含まれます。ただし、グリーン料金は含まれません。

5.2 定期代は1年で上がっている。JR東日本の20kmは6790円の値上がり

小売物価統計調査によると、通勤定期代(6か月)は次のとおりです。

  • JR以外の鉄道(11km、東京都区部):2026年10月5万4268円、1年前5万1682円
  • JR東日本(幹線、20km):2026年10月5万4310円、1年前4万7520円

会社が定期代を出している場合は、値上がりの分も会社の負担になります。自分で定期代を払っている人は、出社日数によっては回数券や普通運賃のほうが安くなることもあります。

5.3 JR各社の通勤定期(幹線、20km、6か月)は4万6740円から8万6290円

小売物価統計調査では、JRの通勤定期代を全国統一の価格として会社ごとに調べています。2026年10月の幹線20kmの6か月定期は次のとおりです。

  • JR北海道:8万6290円
  • JR東日本:5万4310円
  • JR東海:4万9320円
  • JR西日本:4万7520円(電車特定区間は4万6740円)
  • JR四国:7万2140円
  • JR九州:7万7130円

同じ20kmでも、会社や区間によって6か月で4万円近い差があります。1年前と比べて値上がりしたのは、この中ではJR東日本だけでした。

5.4 私鉄の普通運賃(11km)は1回260円で、1年前より4円上がった

定期券を使わずに乗る場合の運賃も確認しておきます。東京都区部のJR以外の鉄道の普通運賃(11km)は、2026年10月が1回260円で、1年前の256円から4円上がりました。家族が子どもの通学に使う通学定期代(11km、6か月)は2万3668円で、1年前の2万4510円より少なくなっています。