世の中も日々の生活も、スムーズに運ぶことばかりではありません。わかっていてもちょっと困ってしまうタイミングの難しさというのがあるものです。
たとえば、次のようなものです。
「長縄跳びに入る時の‥」
いーち、にーい、あっ、いま入れそうだったかな。長縄がまわっているのをずっと見ているうちに入れるのか入れないのかの判断すらつかなくなってくることも。高速道路でも似たことが起きます。
「長い廊下で知り合いとすれ違う時の挨拶」
遠くの方に見えてくる人影。知ってる人っぽい。挨拶しよう……さて、声が届く距離に来た途端に声をかけるか、すれ違いざまに挨拶した方が聞こえやすいか、でもお互い相手に気づいているのに何も言わずに黙々と近づくのも……などと悶々と葛藤しながら歩く長い廊下です。
このように、タイミングを計るのが難しいことは私たちの生活の中にたびたびあります。Twitterではこのようなことが「#タイミングが難しい事」というタグでたくさんつぶやかれています。
本稿ではタグを追う中で多く見られた2つの場面から、タイミングが難しいことを選んでご紹介します。
気を遣っちゃうタイミング
自分がその状況に置かれたタイミングによっては、相手に気を遣ってしまって行動に出るタイミングを見計らわなければならないこともあります。自分にもほかの人にも損にならないように。やさしい人たちがタイミングを計ります。
「ピーク時に飯屋に来店
店員が明らかに少なく多忙&押しボタンがなく店員を呼ぶ時」
忙しくて目がまわりそうなときに何か言われても対応しきれないことがあります。それを知っていると忙しそうな人にはなかなか声をかけづらいものです。こういった経験がある人も多いのではないでしょうか。
「会社で仕事のことで話しかけようとすると、その人が電話し始めてしまい、近くで待つのも申し訳なくて一度戻るかも悩む」
話しかけようとした瞬間に、ということもよくあります。相手が電話をし始めたり、コンマ数秒先にほかの人が話しかけたり。そばで待てば急かすようでもあるし、しかし戻った途端に相手の話が終わったり。なかなか難しいものです。
「子どもたちのクリスマスプレゼントをこっそりアマゾンでバレずに注文して無事ラッピングを終えること」
12月にサンタクロースに変身する人は気を遣います。サンタクロースが用意して持って来るはずのプレゼントを変身前の人が持っていることに気づかれてはなりません。変身前の人はサンタクロースとは無関係の人なのですから。今年も全国の変身前のサンタさんがプレゼント手配のタイミングをうかがっています。
おいしいもののタイミング
おいしいものを食べるのにもタイミングが大切です。「#タイミングが難しい事」タグにも、次のようなおいしいものに関わるツイートが目立ちました。