【不仲夫婦のコメント(男性)】
・女房はひとりじゃ生活できない。我慢してでも一緒にいた方がお互いにいいはず(69 歳)
・相手も小言いいながらも、離婚は言ってこない。相続とかにメリットがないからではないか(63 歳)
【不仲夫婦のコメント(女性)】
・親としての責任は終わったし、へそくりも 2,000 万円あるから離婚したい。(66 歳)
・実際問題、放り出したら夫はどうなるか。何もできない人だし。これから何とか折り合いを見つけていかないといけない(73 歳)
男性回答者のコメントから察するに、配偶者(妻)が「ここまで来て離婚を切り出すわけがない」と考える傾向にあるようです。また治療費(入院費)・介護費・生活費など、老後の快適な暮らしには、お金がかかります。このあたりの危機感も、女性に比べて薄い印象を受けますね。
一方の女性側は、老後の不安要素に比例して、“へそくり”額が増減するようです。同調査の「夫婦のお金に関する不安なこと」という質問において、仲良し夫婦は介護費・入院費(療養費)・年金・生活費の4項目、不仲夫婦は介護費・入院費(療養費)・年金・生活費・自宅のリフォーム費用(修繕費)・葬儀費用(お墓代)の6項目が回答に並びました。老後の不安と“へそくり”の金額は、相関関係にあることが良くわかります。