こう見ると、思いやりのない言葉や家庭内のルールにストレスを感じている人が多いようです。これからも長年連れ添う夫婦がよい関係を保ち続けるには、どのような点に気を付けておく必要があるのでしょうか。夫婦円満な家庭に、その秘訣を聞いてみました。

・「家事を手伝ってくれない夫と大喧嘩になり、『なんで手伝おうとしないの?』『もっと協力してよ!』と怒鳴ってしまったことがあります。そのとき返ってきた言葉が、『何をしたらいいのか分からないから』という予想外のものでした。そうだったのか…と気づいた今では、『毎日のゴミ出しは夫』『食後の食器洗いは交代で行う』といった当番制にしています」

・「帰省の際は、あえて義両親や親戚の前で『いつも主人に助けてもらっている』『掃除が上手い』と褒めています。みんなの前で褒めると、モチベーションも上がるみたい。今では『掃除は俺に任せろ!』と率先して動いてくれるようになりましたよ」

・「定期的に家計状況を共有する場を設けています。状況次第では、『もう少しお小遣いを上げてほしい』と交渉することも。断られたとしても、根拠が提示されていれば納得できます」

お小遣いや家事の分担など家庭内のルールを決める際は、「お互いが理解し、納得している状態」であることが大切なようです。夫婦間で意見を出し合える機会を用意しておくのもいいですね。適度に不満を伝えられる場があれば、夫婦関係におけるストレスもたまりにくいでしょう。

まとめ

身近な存在であるパートナーには、つい強い口調で責め立てたり、「言わなくても分かってくれるはず」と思い込んだりしてしまいがち。ときには一歩下がり、相手の立場に立った自分をイメージしてみては。「思いやりが不足していた」「偏った考えで発言していた」と気が付くきっかけになるかもしれませんよ。お互いの努力や悩みを理解し、「結婚してよかった」と思えるような夫婦になれるといいですね。

LIMO編集部