「子どもが幼稚園に入園し、比較的まとまった時間を確保することができるようになりました。短時間だけれども、子どもが幼稚園に行っている時間を利用して仕事を始めよう…と思い、とある飲食店の求人募集に応募しました。

もともと募集要項が『平日昼間の3~4時間。ランチタイム』という内容でしたので、ちょうど良いと思い、応募しました。面接の時にも勤務時間について改めて確認し、土日祝祭日や夏休みなどの長期休暇は出勤無しという契約で、採用が決定しました。

3ヶ月ほど働いた後、子どもの夏休みになりました。夏休み期間も、幼稚園の預かり保育や祖父母の協力を得て、出勤を頼まれ、都合がついた日は、なるべくシフトに入りました。ですが、お盆期間はどうしても子どもを預けることができずに、連続して1週間のお休みを頂きました。

もともとの契約でもあったので店長は快くお休みを承諾してくれ、いつもシフトが重なる人たちにも挨拶をしてからお休みに入りました。

そして1週間後に復帰しました。飲食店ですので出社したらまず手を洗わなくてはいけないのですが、私が手を洗っている時に『なんで戻ってくんの?戻ってこなくていいのに』という声が聞こえてきました。最初は誰に向けて言っている言葉か、分かっていませんでした。ふいに声がした方向に顔を向けると、サッと隠れる人影が見えました。

その身を隠した人は、普段はあまり直接やり取りが無い、キッチン担当の女性でした。私は契約違反を犯した訳でも、業務に携わる不備を行ったわけでもありません。ですので、このような陰口は気にしなければ良いのですが、その後もチクチクとした嫌味や嫌がらせが続きました。シフト担当の方が、事情を知ってからは、私とそのキッチンの人はなるべく時間が被らないように調整してくれましたが…家庭をもった上で働くことの難しさを感じました。」

まとめ

仕事と家庭の両立はとても大変です。そのためには、家族も含めた周囲の協力や理解は必要不可欠と言えるでしょう。不自由な部分に目をつぶって「自分だけが我慢すればいい」という意識にならないことが大切です。会社であれば上司に、家庭であればパートナーである夫に、話合いの場を設けてもらいましょう。

自分だけでは考えつかない解決法が見つかるかもしれませんし、もし直接的な解決法が見いだせなかったとしても心の負担は多少なりとも軽くなるものです。まずは1人で抱え込まず、協力体制性を築いていける環境を作っていけると良いですね。

LIMO編集部