4. 世帯主が60歳代の世帯はペット関連の4品目に年4万7614円、29歳以下の世帯の約2.9倍
家計調査は、世帯主の年齢階級別の結果も公表しています。2025年の二人以上の世帯のペット関連の4品目の合計を、年齢階級別に並べると次のとおりです(LIMO編集部計算)。
ペット関連の4品目の合計は、世帯主が60歳代の世帯で年4万7614円と最も多くなっています3/3
出所:総務省統計局「家計調査(家計収支編)2025年 二人以上の世帯 第4-6表」をもとにLIMO編集部作成
- 29歳以下:1万6415円
- 30歳代:2万142円
- 40歳代:2万8926円
- 50歳代:4万5273円
- 60歳代:4万7614円
- 70歳以上:2万1440円
4.1 60歳代はペットフードが年1万6878円、動物病院代が年1万6040円
世帯主が60歳代の世帯は、ペットフードが年1万6878円、動物病院代が年1万6040円で、どちらも年齢階級別で最も多くなっています。50歳代の世帯も、ペットフードが年1万3768円、動物病院代が年1万5253円です。
60歳代の世帯の4品目の合計は、29歳以下の世帯の約2.9倍で、70歳以上の世帯より年2万6174円多くなっています(LIMO編集部計算)。いずれもペットを飼っていない世帯を含めた平均なので、年齢による違いには、飼っている世帯の割合の違いも表れていると考えられます。
5. 地方別では北海道地方がペット関連の4品目に年4万3084円で最も多く、動物病院代は年1万8272円
家計調査の地方別の結果で、2025年のペット関連の4品目の合計を比べると、最も多いのは北海道地方の年4万3084円で、東海地方の年4万887円が続きます(LIMO編集部計算)。
5.1 北海道地方の動物病院代は、全国平均の約1.8倍
北海道地方は、動物病院代が年1万8272円で、全国平均の年1万42円の約1.8倍です。東海地方はペットフードが年1万4684円と、地方別で最も多くなっています。
最も少ないのは沖縄地方の年1万487円で、関東地方は年3万3478円、近畿地方は年2万6901円でした(LIMO編集部計算)。
6. ペットフードは1回あたり約1041円、動物病院代は1回あたり約7970円
家計調査の詳細結果表では、100世帯当たりの購入頻度も公表しています。2025年の購入頻度をもとに、1回あたりの金額を計算しました。
6.1 ペットフードは年10回あまり、動物病院代は年1回あまり
ペットフードの購入頻度は100世帯当たり年1073回で、1世帯当たりに直すと年約10.7回です。年1万1170円をこの回数で割ると、1回あたりは約1041円になります(LIMO編集部計算)。
動物病院の受診頻度は100世帯当たり年126回で、1世帯当たり年約1.3回です。1回あたりに直すと約7970円で、ペットフードの1回分の約7.7倍です(LIMO編集部計算)。
6.2 ペットフードは「1日あたり」の金額でそろえて比べる
ペットフードは袋の大きさや内容量が商品ごとに違うため、1袋の値段だけでは比べにくい支出です。パッケージに書かれている1日の給与量の目安と内容量から、1袋で何日分になるかを出し、1日あたりの金額にそろえると、ほかの商品と比べやすくなります。
6.3 動物病院代は、診療明細を残して1年分を合計する
動物病院代は、ワクチンや健康診断のように毎年かかるものと、けがや病気でその時だけかかるものが混ざっています。受け取った診療明細を残しておき、1年分を「毎年かかるもの」と「その時だけかかったもの」に分けて合計すると、翌年に備えておく金額の目安が立てやすくなります。
7. まとめ
家計調査2025年によると、二人以上の世帯のペット関連の4品目は年3万2164円で、ペットフードの年1万1170円と動物病院代の年1万42円で6割を超えます。世帯主の年齢別では60歳代が年4万7614円と最も多く、地方別では北海道地方の年4万3084円が最も多くなりました。
2026年8月の消費者物価指数では、ドッグフードが前年同月比7.9%上がった一方、キャットフードは3.8%下がっています。ペット関連の支出を見直すときは、まず1年分の金額を出し、ペットフードは1日あたりの金額で比べるところから始めましょう。