4. 私立大学の一般選抜の入学検定料、明治大学の2027年度入試は学部別3万5000円・共通テスト利用1万8000円
私立大学の入学検定料は、大学や入試の方式ごとに決められています。ここでは、明治大学の2027年度の入学試験ガイドに載っている一般選抜の入学検定料を例に見ていきます。
4.1 学部別入試と全学部統一入試は1回3万5000円、2方式目・2学部目以降は2万円
明治大学の一般選抜の入学検定料(1回の試験につき)は、次のとおりです。
- 学部別入学試験:3万5000円。同じ学部の中で複数の方式を併願する場合は、2方式目以降が2万円
- 全学部統一入学試験:1学部・1方式で3万5000円。2学部目または2方式目以降は、1学部・1方式につき2万円
- 大学入学共通テスト利用入学試験:1学部・1方式で1万8000円
ガイドには、法学部の学部別方式と、商学部の学部別方式・英語4技能試験利用方式を併願する場合、3万5000円+3万5000円+2万円で9万円になる例が載っています。違う学部を併願すると割引にならない点に気をつけたいところです。
4.2 いったん納めた入学検定料は、原則として返還されない
同ガイドは、いったん納入された入学検定料は原則として返還しないとしています。2027年度の一般選抜のWeb出願は2027年1月7日に始まり、詳しい手続きは11月上旬にホームページで公開予定の一般選抜要項で案内されます。
5. 共通テストと国立大学1校、私立大学を併願した受験料の計算例は16万1000円
共通テストを3教科以上で受け、国立大学1校の個別学力検査と、明治大学の3つの入試方式(計5学部)に出願した場合の受験料を計算します。
共通テストと国立大学1校、私立大学を併願した受験料の計算例2/2
出所:大学入試センター「令和9年度大学入学共通テスト実施要項」、e-Gov法令検索「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」、明治大学「2027年度 入学試験ガイド」をもとにLIMO編集部作成
- 大学入学共通テスト(3教科以上):1万8000円
- 国立大学の個別学力検査(標準額):1万7000円
- 明治大学 全学部統一入試(2学部):3万5000円+2万円=5万5000円
- 明治大学 学部別入試(1学部):3万5000円
- 明治大学 共通テスト利用入試(2学部):1万8000円×2=3万6000円
合計は16万1000円です。このうち、9月から10月にかけて共通テストの1万8000円をすでに払っていれば、年明けから支払う分は14万3000円になります。
この計算例には、共通テストの成績閲覧手数料300円や、支払いのたびにかかる手数料、試験会場までの交通費・宿泊費は含めていません。明治大学の学部別入試で、さらに別の学部を1つ受けると、受験料は3万5000円増えます。
6. 受験料は、払う時期と払い方を出願の前に決めておく
大学受験を控えたご家庭では、受験にかかる費用について、次の点を事前に確かめておくと安心です。
6.1 出願の締め切りと支払いの締め切りを、一つの表にまとめる
共通テストの検定料は秋に払い終えていても、私立大学と国立大学の受験料は1月から2月にかけて続けて払うことになります。出願の締め切りと受験料の支払いの締め切りを、大学と入試方式ごとに一つの表にまとめておくと、払い忘れや残高不足を防げます。
6.2 クレジットカードで払うなら、引き落としの月を確かめる
受験料をクレジットカードで払うと、口座から引き落とされるのは翌月以降になります。合格発表のあとに入学金の支払いが続く時期と重なることもあるので、カードの締め日と引き落とし日を家族で確かめておくと安心です。
6.3 受験の費用は、教育資金の口座から出す
受験料と交通費・宿泊費は、入学後の学費と同じ教育資金としてまとめて管理しておくと、全体でいくらかかったかが見えやすくなります。受験料の総額が見えれば、併願校の数を決めるときにも判断しやすくなります。
7. まとめ
大学入試センターによると、令和9年度大学入学共通テストの出願総数は、受付最終日の17時時点で49万725人でした。検定料は3教科以上なら1万8000円、2教科以下なら1万2000円です。国立大学の個別学力検査の検定料は省令で1万7000円が標準額とされています。
明治大学の2027年度入試の入学検定料は、学部別入試・全学部統一入試が3万5000円、共通テスト利用入試が1万8000円です。共通テストと国立大学1校、明治大学の3つの入試方式(計5学部)に出願した計算例では、受験料は16万1000円になりました。出願する大学と方式が決まったら、受験料の合計と支払いの時期を書き出しておきましょう。