2027年1月の大学入学共通テストに向けて、出願と検定料の支払いを済ませたご家庭も多いのではないでしょうか。年明けからは、国公立大学の個別試験や私立大学の一般選抜の出願が続き、受験料の支払いが重なります。

大学入試センターが2026年10月2日に公表した出願状況によると、令和9年度大学入学共通テストの出願総数は受付最終日の17時時点で49万725人でした。前年度の同じ時点より547人少なくなっています。

この記事では、共通テストの出願状況と検定料、国立大学と私立大学の受験料を確認し、併願した場合の受験料を計算例で見ていきます。

1. 令和9年度大学入学共通テストの出願総数は49万725人、前年度の同じ時点より547人少ない

大学入試センターは、令和9年度大学入学共通テストの出願を2026年9月15日から10月2日まで受け付けました。出願は共通テスト出願サイトでのWeb出願で、出願内容を登録し、検定料等の支払いを済ませた時点で出願が完了します。

1.1 高等学校等卒業見込者は6560人減り、高等学校卒業者等は6013人増えた

受付最終日の10月2日17時時点の出願総数は49万725人で、前年度の受付最終日(2025年10月3日17時時点)の49万1272人より547人少なくなりました。

大学共通テストの出願状況1/2

大学入試センターが公表した大学入学共通テストの受付最終日17時時点の出願状況を令和8年度と令和9年度で比べた横棒グラフ。出願総数は令和8年度49万1272人、令和9年度49万725人。高等学校等卒業見込者は41万6965人から41万405人。高等学校卒業者等は7万4307人から8万320人

出所:大学入試センター「令和9年度大学入学共通テストの出願状況(受付最終日)」をもとにLIMO編集部作成

内訳を見ると、高等学校等卒業見込者は41万405人で、前年度の41万6965人より6560人減りました。一方、高等学校卒業者等は8万320人で、前年度の7万4307人より6013人増えています。

1.2 確定した志願者数は12月上旬に発表される

この出願総数は、受付最終日の時点で検定料等の支払いまで済ませた人の数です。大学入試センターは、重複出願などを確認したうえで確定する志願者数を、12月上旬に発表する予定としています。令和8年度の確定志願者数は49万6237人でした。

2. 大学入学共通テストの検定料は3教科以上で1万8000円、2教科以下は1万2000円

令和9年度大学入学共通テストの実施要項では、検定料を受験する教科の数で分けています。

  • 3教科以上を受験する場合:1万8000円
  • 2教科以下を受験する場合:1万2000円

検定料の算定では、地理歴史と公民は、受験する教科数にかかわらず1教科として数えます。

2.1 成績の閲覧を希望すると300円、支払いの手数料は受験者の負担

共通テストの成績を後日マイページで閲覧したい場合は、出願時に希望を登録し、成績閲覧手数料300円を検定料とあわせて支払います。閲覧できる期間は2027年4月1日から4月30日までです。

検定料の支払い方法は、クレジットカード、コンビニエンスストア、Pay-easy(ペイジー)の3つで、支払いに必要な手数料は入学志願者が負担します。受験票は12月上旬までに発行され、共通テスト出願サイトのマイページで取得します。

3. 国立大学の個別学力検査の検定料は標準額1万7000円、2段階選抜では第1段階4000円・第2段階1万3000円

国立大学の検定料は、「国立大学等の授業料その他の費用に関する省令」で標準額が決められていて、それをもとに各国立大学法人が定めます。

3.1 大学の学部の検定料は1万7000円が標準

同省令では、大学の学部の入学に係る検定料の標準額を1万7000円としています。夜間に授業を行う学部は1万円です。

3.2 2段階選抜の検定料は、第1段階と第2段階に分かれる

出願書類などで第1段階の選抜を行い、その合格者に限って学力検査などの第2段階の選抜を行う場合、大学の学部の検定料は、第1段階が4000円、第2段階が1万3000円を標準としています。志望する大学の募集要項で、検定料の払い方と、第1段階で不合格になったときの扱いを確かめておきましょう。

共通テストの検定料とは別に、出願する大学ごとに支払う必要があります。

ここからは、私立大学の一般選抜の入学検定料を明治大学の例で確認し、共通テストと国立大学1校、私立大学を併願したときの受験料を計算例で見ていきます。