4. 世帯主が60歳代の世帯は任意保険料が年4万7855円で最多

家計調査は、世帯主の年齢階級別の結果も公表しています。2025年の二人以上の世帯の自動車保険料(任意)への年間支出は、次のとおりです。

自動車保険料(任意)は世帯主が60歳代の世帯で年4万7855円と最も多く、30歳代の世帯は年3万2291円です3/3

総務省統計局の家計調査2025年をもとに、二人以上の世帯の自動車保険料(任意)への年間支出を世帯主の年齢階級別に並べた横棒グラフ。29歳以下4万4874円、30歳代3万2291円、40歳代3万5997円、50歳代4万5568円、60歳代4万7855円、70歳以上3万9521円、平均4万1143円

出所:総務省統計局「家計調査(家計収支編)2025年 二人以上の世帯 第4-6表」をもとにLIMO編集部作成

  • 29歳以下:4万4874円
  • 30歳代:3万2291円
  • 40歳代:3万5997円
  • 50歳代:4万5568円
  • 60歳代:4万7855円
  • 70歳以上:3万9521円

4.1 60歳代と30歳代の任意保険料の差は年1万5564円

世帯主が60歳代の世帯と30歳代の世帯を比べると、年1万5564円の差があります(LIMO編集部計算)。29歳以下の世帯も年4万4874円で、30歳代・40歳代の世帯より多くなっています。

4.2 自賠責保険料は50歳代の年8260円が最も多い

自動車保険料(自賠責)は、世帯主が50歳代の世帯で年8260円と最も多く、60歳代は年7771円、40歳代は年6776円、70歳以上は年6579円、30歳代は年6356円、29歳以下は年5805円でした。

5. 自賠責の新料率は「11月1日以降に保険期間が始まる契約」から適用

損害保険料率算出機構の届出資料では、新しい基準料率は2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約に適用されるとしています。

5.1 10月31日までに保険期間が始まる契約は現行料率のまま

保険期間が2026年10月31日までに始まる契約には、現行の基準料率が使われます。自家用乗用自動車(保険期間24か月、離島および沖縄県を除く地域)であれば、11月1日以降に始まる契約との差は910円です。

5.2 自賠責保険証明書で、いまの契約の保険期間を確かめる

いま加入している自賠責保険の保険期間は、自賠責保険証明書に書かれています。次の契約がいつ始まるかを確かめておくと、新しい料率が適用されるかどうかが分かります。

6. 任意の自動車保険は、更新前に保険証券で補償内容と契約条件を確かめる

任意の自動車保険の保険料は、補償の内容や、運転する人の範囲・年齢の条件などの契約条件によって決まります。消費者物価指数で見た保険料が上がっている時期は、更新の前に契約の中身を確かめておく意味があります。

6.1 運転する人の範囲と年齢の条件が、いまの家族に合っているか

子どもが独立して車を運転しなくなったなど、家族の状況が契約したときから変わっていることがあります。保険証券で運転する人の範囲と年齢の条件を確かめ、いまの家族の運転状況と合っているかを見ておきましょう。

6.2 車両保険の有無と、補償の金額を確かめる

車両保険を付けているかどうかや、その補償の金額も保険料に関わります。車の年式や使い方と照らし合わせ、更新の案内に書かれた前年との保険料の差とあわせて確認すると、見直す項目を選びやすくなります。

7. まとめ|自賠責は11月から平均6.2%上昇、更新前に契約の開始日を確認

家計調査2025年によると、二人以上の世帯の自動車保険料は任意保険が年4万1143円、自賠責保険が年7133円で、自動車等維持の約21.5%を占めました。任意の自動車保険料は世帯主が60歳代の世帯で年4万7855円と最も多くなっています。

自賠責保険の基準料率は、2026年11月1日以降に保険期間が始まる契約から平均6.2%引き上げられます。任意の自動車保険料も消費者物価指数で前年同月比5.9%上がっているため、更新の前に保険期間と契約の条件を確かめておきましょう。

参考資料