4. 金製品の金額の目安は「品位ごとのリサイクル価格×重さ」で計算できる

手元の金製品がいくらになりそうかは、刻印で品位を確かめ、その日のリサイクル価格に重さを掛けると目安がつかめます。10月14日9時30分公表の価格で計算してみます(LIMO編集部が計算)。

4.1 10グラムの金製品なら、K24で21万1770円、K18で15万4560円、K10で7万6630円

同じ10グラムでも、品位によって金額は大きく変わります。K24の21万1770円に対し、K18は15万4560円、K14は11万1570円、K10は7万6630円です。

K18とK10では、10グラムあたり7万7930円の差になります。重さが同じでも、品位が低い製品ほど金額の目安は小さくなります。

4.2 宝石や留め具が付いた製品は、店頭で計量・鑑定してから金額が決まる

田中貴金属工業は、実際の買取金額は持ち込み時に計量・鑑定し、受付時点のリサイクル価格で算出するとしています。家庭のはかりで量った重さには宝石や金以外の部品も含まれるため、計算した金額はあくまで目安です。

また、リサイクル価格は海外相場や為替が大きく動くと、同じ日のうちに変わることがあります。金額を比べるときは、公表時刻もあわせて確かめておくと安心です。

5. ホワイトゴールドやピンクゴールドも、品位が同じならホールマークの数字は同じ

銀行で資産のご相談に携わっていた頃、ご家族から受け継いだ指輪の素材がわからないというお話を伺うこともありました。色や見た目だけでは、金の品位は判断できません。

5.1 ホワイトゴールドは金を主体とした合金で、プラチナとは別物

造幣局によると、ホワイトゴールドやピンクゴールドは金を主体とした色違いの合金で、金の品位が同じであれば同じホールマーク表示になります。ホワイトゴールドは日本語で「白金」と直訳されることがありますが、白金(プラチナ)とは別の金属です。

白っぽい指輪をプラチナだと思い込んでいても、刻印が「750」や「K18」ならK18の金製品です。プラチナ製品はリサイクル価格の表も別になっているため、刻印で素材を確かめてから計算します。

5.2 刻印の位置と表示を、持ち込む前にメモしておく

刻印は小さく、読みにくいこともあります。品位の数字やカラット表示、日の丸のマークの有無を製品ごとに書き出しておくと、店頭での説明と照らし合わせやすくなります。

6. まとめ

田中貴金属工業の金製品のリサイクル価格は、10月14日9時30分公表でK24が1グラム2万1177円、K18が1万5456円でした。金地金の店頭買取価格2万3113円とは別に、品位ごとに決まっています。

造幣局のホールマークは、日の丸とひし形の中の千分率の数字で品位を示し、「K18」とだけ刻印された製品は造幣局の証明ではありません。手元の金製品は、刻印で品位を確かめ、その日の価格に重さを掛けて目安をつかんでおくと、売るかどうかを落ち着いて判断できます。

参考資料

中本 智恵