4. ゆうちょ銀行の送金料金を1年分で比べる計算例
ゆうちょ銀行の料金表の金額をもとに、毎月同じ回数を送ったときの1年分の料金を計算します(LIMO編集部計算。金額は計算のための例です)。
4.1 ゆうちょ口座あてに月8回送ると、1年分の料金は窓口1万4016円・ATM9600円・アプリ3600円
たとえばゆうちょ口座あてに月8回振替をする場合では、1か月と1年の料金は次のとおりです。
- 窓口:146円×8回=月1168円、年1万4016円
- ATM:100円×8回=月800円、年9600円
- ゆうちょダイレクト・通帳アプリ:5回まで無料、6〜8回目の3回が100円で月300円、年3600円
窓口とゆうちょダイレクト・通帳アプリの差は、1年で1万416円になります。月5回までに収まれば、ダイレクトや通帳アプリの料金は0円です。
4.2 他の金融機関あてに5万円未満を月2回振り込むと、1年分は窓口1万5840円・アプリ3960円
他の金融機関の口座へ、5万円未満を月2回振り込む場合の料金です。
- 窓口:660円×2回=月1320円、年1万5840円
- ATM:220円×2回=月440円、年5280円
- ゆうちょダイレクト・通帳アプリ:165円×2回=月330円、年3960円
振込には無料回数がないため、回数が増えるほど料金も積み上がります。仕送りのように毎月決まった相手に送るなら、送り先の口座をゆうちょ銀行にできるかどうかも、家族で話し合っておく価値があります。
5. ゆうちょ銀行で送金の取消しや振込の組戻しをすると1件660円
送り先の口座番号や金額を間違えたときは、送金の取消しや振込の組戻し・訂正を申し出ることになります。ゆうちょ銀行では、この特殊取扱料金が1件660円です。
5.1 取消しや組戻しができなかった場合も660円がかかる
ゆうちょ銀行の料金表によると、送金の取消しや振込の組戻し・訂正ができなかった場合も料金がかかります。取り消せるかどうかにかかわらず料金が発生するため、送る前の確認がいちばんの節約になります。
ゆうちょダイレクトや通帳アプリで無料の範囲で送ったつもりでも、間違えれば660円かかります。送金の確認画面では、口座の名義が相手の名前と合っているかを読み上げるように確かめるのが確実です。
5.2 はじめての相手には少額で送り、届いたことを確かめてから残りを送る
はじめて送る相手や、口座番号を聞き取りで控えた場合は、少額を先に送って相手に届いたかを確かめる方法もあります。振替ならゆうちょダイレクトや通帳アプリの無料回数を使えるため、回数に余裕がある月なら料金をかけずに確認できます。
6. 目の不自由な人は、身体障害者手帳を窓口で見せるとATMの料金が適用される
ゆうちょ銀行によると、目の不自由な人が本人名義で通常払込みや電信振替、振込をする場合、身体障害者手帳を窓口で提示すれば、窓口でもATMでの送金料金が適用されます。
6.1 窓口で振替なら146円が100円、5万円未満の振込なら660円が220円になる
この取扱いを使うと、窓口での振替は146円が100円に、5万円未満の振込は660円が220円になります。通常払込みは203円が152円です。
6.2 代理人が手続きする場合やATMのない店舗の窓口は対象外
ただし、代理人からの請求による手続きや、ATMが設置されていない店舗の窓口からの手続きは対象外です。受取人が料金を負担する通常払込みや電信振替も除かれます。家族が代わりに手続きするときは、窓口の料金になる点に気をつけましょう。
7. ゆうちょ銀行の送金料金は「送り先」と「手段」で決まる 送る前に確かめたいこと
ゆうちょ銀行の送金料金は、ゆうちょ口座あての振替が窓口146円・ATM100円で、ゆうちょダイレクトやゆうちょ通帳アプリは合わせて月5回まで無料です。他の金融機関あての振込は5万円未満で窓口660円・ATM220円、ゆうちょダイレクトや通帳アプリは165円です。
料金は、送り先がゆうちょ口座かどうか、窓口・ATM・アプリのどれを使うか、振込や払込みでは金額が5万円未満かどうかで決まります。毎月の送金は、1回分ではなく1年分の料金で比べると差が見えやすくなります。
送る前に、相手の口座がゆうちょ銀行かどうかと、手元で使える手段を確かめておくと、料金を見込んでおけます。料金の最新の金額はゆうちょ銀行の「送金料金」のページで、取引時確認や身体障害者手帳による取扱いは、ゆうちょ銀行の窓口で確かめてみてください。
参考資料
中本 智恵