4. スマートフォンの料金プランを見直す前に、利用明細で確かめる3つの項目
スマートフォンの料金を見直すときは、料金プランの一覧を見る前に、いまの契約の中身を利用明細で確かめておきます。確かめたいのは次の3つです。
4.1 毎月のデータ使用量と、契約しているデータ容量
直近の数か月のデータ使用量と、契約しているデータ容量を並べます。使用量が契約の容量を大きく下回る月が続いていれば、容量の小さいプランが候補になります。
反対に、容量を超えて通信速度が落ちる月があるなら、容量を減らすと使い勝手が変わります。家族の回線ごとに分けて見るのが目安です。
4.2 家族割や自宅のインターネット回線とのセット割の適用条件
家族での契約や自宅の光回線、電気とのセットで割引を受けている場合は、どの契約が割引の条件になっているかを確かめます。
1回線だけ別の会社に移すと、ほかの家族の割引が外れることがあります。割引の名前と金額を利用明細で控えておくと、比べるときの漏れを防げます。
4.3 スマートフォン本体の分割払いの残り回数と残額
本体を分割払いで買っている場合は、残りの回数と残額を確かめます。家計調査では本体の代金は携帯電話機として別に集計されていますが、毎月の請求では利用料金と一緒に引き落とされていることがあります。
利用料金と本体の分割代金を分けて書き出すと、料金プランを変えたときに減るのがどちらの金額かが分かります。
5. スマートフォンと自宅のインターネット回線を合わせた通信費、インターネット接続料は年3万5447円
家計調査2025年では、二人以上の世帯のインターネット接続料は1世帯当たり年3万5447円でした。携帯電話通信料の年10万8814円と合わせると、年14万4261円になります(LIMO編集部計算)。
5.1 世帯主が50歳代の世帯は、携帯電話とインターネットの通信料で年18万5148円
世帯主の年齢階級別のインターネット接続料は、50歳代が年4万2871円で最も多く、70歳以上は年2万4943円でした。50歳代の世帯は、携帯電話通信料の年14万2277円と合わせて年18万5148円です(LIMO編集部計算)。
5.2 放送受信料は年2万4642円で、通信料とは別の品目
テレビの放送受信料は、二人以上の世帯で年2万4642円でした。家計調査では通信料とは別の品目ですが、毎月の固定費として一緒に書き出しておくと、見直しの対象を並べて比べられます。
6. スマートフォン代を月いくら下げると年いくらになるかの計算例
料金プランを変えたときに、1年でどのくらい差が出るかを計算します(金額は計算のための例です)。
6.1 月9068円の通信料が月6000円になると、年3万6816円の差
二人以上の世帯の平均にあたる月約9068円の携帯電話通信料が、料金プランの変更で月6000円になった場合、差は月3068円です。12か月で年3万6816円になります。
6.2 家族4人がそれぞれ月1000円下げると、年4万8000円の差
家族4人の回線で、それぞれ月1000円ずつ利用料金が下がった場合は、月4000円、年4万8000円の差です。本体の分割代金が残っている回線は、利用料金の部分だけで計算します。
7. まとめ
家計調査2025年によると、二人以上の世帯の携帯電話通信料は年10万8814円で、世帯主が50歳代の世帯では年14万2277円と最も多くなりました。消費者物価指数の通信料(携帯電話)は2026年6月に前月比2.4%上がり、8月も前年同月比1.6%の上昇でした。
利用明細で回線ごとのデータ使用量と割引の条件、本体の分割代金を書き出し、いまの契約の中身を確かめてから料金プランを比べてみてはいかがでしょうか。
参考資料
- 総務省統計局「家計調査(家計収支編)2025年 二人以上の世帯 詳細結果表」
- 総務省統計局「家計調査 長期時系列表 品目分類(全品目)(2025年改定)支出金額(月)」
- 総務省統計局「消費者物価指数 全国(最新の月次結果の概要)」
- 総務省統計局「2025年基準 消費者物価指数 月報 2026年8月」
池上 翠