スマートフォンの利用料金は毎月口座やカードから引き落とされるため、家族の人数分が重なっても金額を意識しにくい費目です。

総務省統計局の「家計調査(家計収支編)2025年」によると、二人以上の世帯の携帯電話通信料は1世帯当たり年10万8814円でした。世帯主の年齢階級別では、50歳代の世帯が年14万2277円で最も多くなっています。

この記事では、世帯主の年齢別の携帯電話通信料と、2026年9月18日に公表された消費者物価指数で見る通信料(携帯電話)の動きを確認します。

1. 家計調査2025年、二人以上の世帯の携帯電話通信料は年10万8814円

家計調査では、スマートフォンや携帯電話の毎月の利用料金を「携帯電話通信料」という品目で集計しています。金額は、支払いのなかった世帯も含めた1世帯当たりの平均です。

二人以上の世帯の携帯電話通信料は年10万8814円で、12か月で割ると月約9068円になります(LIMO編集部計算)。

1.1 固定電話通信料は年1万3307円で、携帯電話通信料の約8分の1

同じ調査で、固定電話通信料は年1万3307円でした。携帯電話通信料は、固定電話通信料の約8.2倍にあたります(LIMO編集部計算)。

家庭の電話にかかるお金の大半は、携帯電話の利用料金が占めていることになります。

1.2 スマートフォン本体の代金は「携帯電話機」として別に集計されている

スマートフォンなどの本体は「携帯電話機」として、携帯電話通信料とは別の品目で集計されています。2025年の二人以上の世帯の携帯電話機への支出は、1世帯当たり年8924円でした。

2. 世帯主の年齢階級別の携帯電話通信料、最も多いのは50歳代の年14万2277円

家計調査の年報では、品目ごとの年間の支出を世帯主の年齢階級別にも公表しています。携帯電話通信料を年齢階級別に並べると、次の図のようになります。

世帯主の年齢階級別の携帯電話通信料1/2

世帯主の年齢階級別の携帯電話通信料

出所:総務省統計局「家計調査(家計収支編)2025年 二人以上の世帯 第4-6表」をもとにLIMO編集部作成

世帯主の年齢階級別の携帯電話通信料(二人以上の世帯・1世帯当たりの年額)は、次のとおりです。

  • 平均:10万8814円
  • 29歳以下:10万4746円
  • 30~39歳:9万9187円
  • 40~49歳:12万9644円
  • 50~59歳:14万2277円
  • 60~69歳:11万1291円
  • 70歳以上:8万1366円

2.1 50歳代の世帯は70歳以上の世帯より年6万911円多い

世帯主が50歳代の世帯の年14万2277円は、70歳以上の世帯の年8万1366円を6万911円上回ります(LIMO編集部計算)。月に直すと、50歳代は約1万1856円、70歳以上は約6781円です。

同じ表で世帯人員の平均を見ると、50歳代の世帯は3.12人、70歳以上の世帯は2.34人でした。50歳代は40歳代の年12万9644円も上回り、全年齢階級で最も多くなっています。

3. 消費者物価指数の通信料(携帯電話)、2026年8月は前年同月比1.6%上昇

総務省統計局が2026年9月18日に公表した消費者物価指数(全国・2025年基準)では、2026年8月の「通信料(携帯電話)」の指数は105.4(2025年=100)で、前年同月比1.6%の上昇でした。同じ月の総合指数は前年同月比1.9%の上昇です。

消費者物価指数の通信料(携帯電話)2/2

消費者物価指数の通信料(携帯電話)

出所:総務省統計局「2025年基準 消費者物価指数 全国 2026年8月分 品目別価格指数」をもとにLIMO編集部作成

3.1 2026年6月に通信料(携帯電話)の指数が前月より2.4%上がった

通信料(携帯電話)の指数は、2026年5月の104.9から6月に107.4へ上がり、前月比2.4%の上昇でした。8月は105.4で、前月比では1.9%の低下です。

前年同月比は2025年10月と11月に14.5%でしたが、2026年6月と7月は4.6%、8月は1.6%と、上昇幅は小さくなっています。

3.2 スマートフォン本体の「携帯電話機」は前年同月比10.2%上昇

同じ消費者物価指数で、2026年8月の「携帯電話機」は112.0で、前年同月比10.2%の上昇でした。前月比でも6.1%上がっています。

3.3 家計調査2026年8月の携帯電話通信料は9078円、前年同月より518円多い

2026年10月9日に公表された家計調査(二人以上の世帯)では、2026年8月の携帯電話通信料は9078円で、2025年8月の8560円を518円上回りました。

一方、2026年1月から8月までの合計は7万2661円で、2025年の同じ期間の7万3208円を547円下回っています(LIMO編集部計算)。

二人以上の世帯の携帯電話通信料は年10万8814円で、世帯主が50歳代の世帯では年14万2277円にのぼります。通信料(携帯電話)の物価は2026年8月も前年同月を1.6%上回りました。

毎月のスマートフォンの利用料金は、契約している通信会社の利用明細やアプリで、回線ごとの金額を確かめられます。年齢が近い世帯の数字と並べると、わが家の水準がつかみやすくなります。

ここからは、スマートフォンの利用料金を見直す前に利用明細で確かめたい項目と、自宅のインターネット回線を合わせた通信費を確認します。