5. 【11月9日から】通常貯金は0.400%から0.500%に。定期性貯金も引き上げの予定
ゆうちょ銀行が11月の金利の引き上げについてまとめたよくある質問によると、2026年11月9日から、通常貯金と通常貯蓄貯金の金利が0.100%引き上げられます。金利一覧の注記では、引き上げ後の利率は0.500%と示されています。
通常貯金は日々利子を計算しているため、すでに預けているお金にも、11月9日からは引き上げ後の金利が使われます。定期性貯金についても引き上げを予定しているものの、対象の商品や新しい金利、始まる日は、決まりしだいWebサイトで知らせるとされています。
11月9日からの通常貯金の利率0.500%は、2026年10月5日現在の金利一覧にある1年の定期貯金の利率(0.500%)と同じ数字です。定期貯金の金利が今後どう変わるかはまだ決まっていないため、満期を迎える時期には、そのときの金利一覧をあらためて確かめる必要があります。なお、同じよくある質問では、9月18日時点でいちばん金利が高い貯金は、10年の定期貯金(1.250%)とされています。
6. 【満期の前に】通帳や証書で確かめておきたいこと
満期を迎える前に、まず手元の定期貯金の通帳や証書を開いて、満期の日と、満期のあとの扱いがどう書かれているかを確かめましょう。総合口座の通帳で管理している担保定期貯金なのか、証書で持っている定期貯金なのかによっても、何もしなかったときの扱いが変わります。
そのうえで、満期を迎えるお金をいつ、何に使う予定なのかを整理します。数か月のうちに使う予定があるなら、満期のあとに通常貯金へ移る扱いのほうが、出し入れはしやすくなります。しばらく使う予定がないなら、継続して預け直す扱いも考えられますが、継続した時点の利率が使われることと、続けられる回数に上限があることは覚えておきたいところです。
満期のあとの扱いを何も指定していない定期貯金は、満期を過ぎると通常貯金を目安にした利率になります。預け直すか、通常貯金に移すか、ほかの使い道にあてるかを決めたら、早めに窓口で手続きをしておくとよいでしょう。
金利が動いている時期は、定期貯金の期間を1つにまとめず、使う時期に合わせて分けて預けるという考え方もあります。家計のなかで、すぐに使うお金、数年先に使うお金、しばらく手をつけないお金を分けておくと、満期のたびにどこへ回すかを迷わずに決めやすくなります。
7. まとめにかえて
ゆうちょ銀行の商品概要説明書によると、定期貯金の満期のあとの扱いには、継続預入・再預入・満期振替預入の3つがあります。
自動で継続した場合は、継続した時点の店頭の利率が使われます。2026年11月9日からは通常貯金の金利が0.500%に上がり、定期性貯金の引き上げも予定されています。
預入期間10年の定期貯金は継続できない点にも注意が必要です。満期を過ぎてもそのままにしておく場合も、利率の扱いが変わることを知ったうえで選ぶことが大切です。満期の案内が届いたら「元金及び利子のお取扱い等」の欄を確かめ、そのお金をいつ使うのかとあわせて、満期のあとの扱いを決めておきましょう。
8. 編集部よりコメント
満期の日を過ぎても、何も指定していない場合は利率の扱いが変わるため、預けっぱなしにしておくのが自分にとって良いのかどうかは、満期が来る前に考えておきたいところです。
金利が上がってきたいまは、通常貯金と定期貯金の金利の差や、継続したときの利率も変わっていきます。満期を迎えるお金の使い道を決めたうえで、そのときの金利一覧を見て、預け直すのか、通常貯金に移すのかを判断するとよいでしょう。
また、満期は、家計を見直すよいきっかけにもなります。自身の資産全体を見直し、現在の金利などの状況に合わせて、どのような資産配分が最適かなども考えてみるとよいでしょう。
参考資料
- ゆうちょ銀行「商品概要説明書 定期貯金」
- ゆうちょ銀行「満期を経過した定期貯金は、その後どのように扱われますか。」
- ゆうちょ銀行「担保定額・定期貯金 各項目の満期時の取扱い」
- ゆうちょ銀行「「定額・定期貯金に関する満期等のご案内」が届きましたが、どうすればよいですか。」
- ゆうちょ銀行「貯金金利の引き上げ(2026年11月9日実施)について、詳しく教えてほしい。」
- ゆうちょ銀行「金利一覧」
宮野 茉莉子
