4. 薬局の電子的調剤情報連携体制整備加算は月1回8点、3割負担なら24円
薬局でも、医療DX推進体制整備加算と医療情報取得加算が廃止され、電子的調剤情報連携体制整備加算が設けられました。
4.1 電子的調剤情報連携体制整備加算は8点の1区分になった
改定前の薬局の医療DX推進体制整備加算は、10点・8点・6点の3区分でした。電子的調剤情報連携体制整備加算は8点の1区分で、調剤基本料に月1回に限り加わります。
8点は80円で、窓口負担3割なら24円、1割なら8円です。
4.2 調剤時の医療情報取得加算(12か月に1回1点)も廃止された
薬局で12か月に1回に限り算定されていた医療情報取得加算の1点も、2026年6月の改定で廃止されました。
5. 入院初日の電子的診療情報連携体制整備加算は160点・80点、歯科の初診時は9点・4点
電子的診療情報連携体制整備加算は外来だけでなく、入院にも設けられました。歯科には電子的歯科診療情報連携体制整備加算があります。
5.1 入院初日は加算1で160点、3割負担なら480円
入院基本料等の加算として、入院初日に加算1は160点、加算2は80点が加わります。窓口負担3割なら、加算1は480円、加算2は240円に当たります。
入院の加算1の施設基準には、マイナ保険証利用率30%以上に加え、医療情報システムの安全管理責任者の配置や、非常時に備えたバックアップの確保などが含まれます。
5.2 歯科の初診時は9点・4点、再診時は医科と同じ
歯科の電子的歯科診療情報連携体制整備加算は、初診時に加算1が9点、加算2が4点です。再診時の扱いは医科と同様とされています。
6. 2026年6月の改定で、初診料は291点のまま、再診料は75点から76点に
2026年6月の診療報酬改定では、物件費の高騰などを踏まえて、入院基本料などの点数が引き上げられました。外来の初診料と再診料の点数も確認します。
6.1 初診料は291点で据え置き、再診料は1点上がった
厚生労働省の資料によると、初診料は改定前と同じ291点、再診料は75点から76点になりました。
再診料の1点は10円で、窓口負担3割なら3円の増加に当たります。
6.2 窓口で払う額は、医療費の合計に負担割合を掛けて決まる
窓口で払う一部負担金は、加算を1つずつ円にして足すのではなく、その日の医療費の合計に負担割合を掛け、10円未満の端数を四捨五入して決まります。
そのため、3円や6円といった加算の分が、そのまま窓口の金額の差として見えるとは限りません。
7. まとめ
2026年6月の診療報酬改定で、マイナ保険証に関わる医療情報取得加算と医療DX推進体制整備加算は廃止され、電子的診療情報連携体制整備加算が新設されました。初診時は15点・9点・4点、再診時は月1回2点です。
薬局の電子的調剤情報連携体制整備加算は8点の1区分、入院初日は160点・80点です。どの区分になるかは、マイナ保険証利用率30%以上などの医療機関の体制で決まります。
1回あたりは数円から数十円の違いですが、受診先によって差が出ます。受け取った明細書で、算定された項目を確かめておくとよいでしょう。