このような教育虐待を防ぐには、「しつけ」と「支配」の境界線を知ることが大切です。両者の違いは、「どちらの都合を優先しているか」という点。親の都合による指示ばかりしていると、教育虐待によって子どもの自尊心が損なわれる可能性もあります。子どもに接する際は、以下のような点を意識しておきましょう。
・怒る前に一呼吸して、怒りのボルテージを下げておく
・子どもができなかったことに対して、「頑張ったね」「もう少しだったね」と努力を認める
・子どもの好奇心を尊重する
・「なぜダメなのか」「どうすべきなのか」を説明したうえで怒る
・自分だけのストレスの発散方法を見つけておく
親がイライラしていると、つい大声で怒鳴ったり説教をしたりすることもあるでしょう。子どもに八つ当たりしないよう、自分の時間を用意してストレスを発散させるのも大切です。冷静な状況だと、「これは危険だから注意すべき」「今は好きにさせておこう」と判断しやすくなるはずですよ。
まとめ
いい学校に進学してほしい、優秀な人材になってほしいといった願いは、多くの親が持っているはず。しかし、あまりに極端な考えや行動は教育虐待に繋がるかもしれません。自分の理想は一旦胸にしまい、子どもの気持ちに耳を傾ける時間を用意してあげることが大切ですよ。
LIMO編集部