会社から採用をもらい、「ここでしっかり働くぞ!」と期待に胸を膨らませながら入社。ところが、そこは過酷な労働環境のブラック企業だった…という声が後を絶ちません。時には、仕事が原因で体調を崩してしまうケースも存在します。
そこで今回は、ブラック企業にまつわる実体験を集めました。せっかく入社できたのに…とガッカリしないためにも、ブラック企業の定義や見分け方を学んでおきましょう。
ブラック企業とは
厚生労働省の委託事業者のひとつ、安全衛生優良企業マーク推進機構は、ブラック企業を「コンプライアンス(法令や規則)を遵守していない企業のこと」と示しています。また、ブラック企業の主な特徴は以下の通りです。
・労働者に極端な長時間労働やノルマを課す
・賃金不払残業やパワーハラスメントの発生など、企業のコンプライアンス意識が低い
このような長時間労働や賃金不払いといった問題は、「人件費を削減せざるを得ない」「限られた人員を限界まで働かせねばならない」といった環境で起こりやすくなります。とくに飲食店は、集客の厳しさや材料費の高騰などで経営状況が悪化し、ブラック企業になるケースが多い傾向にあります。