新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染拡大防止のため緊急事態宣言が発令され、多くの学校で休校となりました。5月25日、5都道県に対する緊急事態宣言が解除され、6月から徐々に授業が再開されている学校が多いでしょう。
「やっと休校が終わった…」とほっとしたのもつかの間、子供たちが外へ出れば、声掛け事案や不審者情報を目にするようになってきます。まだ通学班などの集団登校・下校が実施されていない学校もあるため、不安になる人も多いのではないでしょうか。
子供と一緒にいる時間は自分で子供を守ることもできますが、親が同伴できないシチュエーションもあります。そこで今回は親の目が届かないときに、子供が事故や事件に巻き込まれないための防犯術や気をつけたいポイントについて考えてみましょう。
子供を守る方法1.「声かけ」の危険性と対処法
事件につながる「声かけ」への意識を変える
子供が遭遇しやすい危険の中でもっとも身近なのが、不審者からの声かけです。とくに子供だけで行動している通学路での危険性が高いケース。
親・祖父母世代が子供のときにも声かけから連れ去りなどの事件になることもあり、「知らない人に声をかけられてもついて行ってはいけない」と言われていたのではないでしょうか。でも子供へ危害を加える人物は、「知らない人」ばかりではありません。また帽子を深くかぶって顔を見せないようしている、挙動が怪しいといった子供でも注意しやすい外見の人だけが、不審者や危険人物ではないという事も気をつけたいポイントです。