高校生の息子のために、鶏もも肉でチキンカツを仕上げる弁当の動画が、SNSで注目を集めています。
動画を投稿したのは、「@watao.n」さん。
そこで、LIMO編集部は「@watao.n」さんに許可をいただき、気になる本投稿のポイントをご紹介!
また記事中では、この投稿に関連する家計の「食費」も解説します。
※投稿の画像は【写真】リンクをご参照ください。
※今回ご紹介する投稿は、投稿者様の掲載許可を頂いております。
1. 鶏もも肉のチキンカツが、こんがりと揚がっていく
メインのチキンカツ作りは、鶏もも肉の余分な皮と脂肪を取り除き、塩こしょうで下味をつけるところから始まります。
バッター液にくぐらせてパン粉をまとわせたら、油でじっくりと揚げていきます。
きつね色に色づいたチキンカツが、次々と油から引き上げられていきます。
2. わかめご飯やピーマンが、弁当箱に次々と詰め込まれていく
同時に用意されるのが、わかめとごま油を混ぜ込んだご飯と、砂糖と醤油で甘辛く炒めたピーマンです。
わかめご飯にチキンカツ、ピーマンの炒めもの、ゆで卵やウインナーが彩りよく詰め込まれていきます。
こうして仕上がったのが、この日の「父ちゃん弁当」です。
ウインナーやゆで卵も添えられ、彩り豊かな一段弁当が完成しました。
コメント欄には、次のような声が寄せられていました。
- 「めっちゃ美味しそう」
- 「最強弁当、手際が良い」
など、絶賛する声が集まっていました。
@watao.nさん、掲載のご許可をありがとうございました!
3. 【お弁当豆知識】「バッター液」って何?
バッター液とは、小麦粉と卵、水(または牛乳)をあらかじめ混ぜ合わせておく衣づけ用の液体のことです。
粉と卵を別々にまとわせる手間を一度にまとめられるので、初めて揚げ物に挑戦する人にも扱いやすい方法です。
バッター液は、小麦粉と卵を別々にまとわせる工程をひとつにまとめる工夫です。手間を減らす方法として紹介されています。
ただ、この種の工夫は家計の数字には出てきません。家計調査が拾うのは、鶏もも肉やパン粉、卵や油に払った金額までです。それを揚げて、詰めて、持たせるまでの時間は、どこにも計上されません。
この日の弁当に入っているのは、チキンカツ、わかめご飯、ピーマンの炒めもの、ゆで卵、ウインナーの5品。品数が増えるほど手間も増えますが、記録に残るのは買った食材の金額だけです。
弁当を作るか買うかを金額だけで比べると、この部分が抜け落ちることになります。
4. 二人以上の世帯の消費支出は、1か月「31万4001円」
鶏もも肉でチキンカツを仕上げるこの日の弁当から、日々の食費のやりくりが伝わってきます。
総務省統計局「家計調査報告(家計収支編)2025年(令和7年)平均結果の概要」によると、二人以上の世帯の消費支出は1か月あたり「31万4001円」。
ただしこれは世帯人数を問わない全国平均の数字で、この調査の平均世帯人員は2.87人です。
ちなみに、二人以上の世帯が1か月に肉類へ使う金額は「8520円」。ただしこれは名目で前年比2.9%の増加である一方、物価の変動を除いた実質では2.0%の減少でした。
同じ「肉」でも部位や特売のタイミングによって、実際の負担は変わってきそうです。
5. 著者からの一言コメント
肉類の8520円は、消費支出31万4001円の2.7%にあたります。この調査の平均世帯人員は2.87人なので、1人あたりでは月2969円、1日にすると99円ほどという計算です。
ただ、この8520円は名目で前年比2.9%の増加である一方、物価の変動を除いた実質では2.0%の減少でした。払った金額は増えているのに、買えている量は減っていることになります。
ご飯のほうも同じです。穀類は名目18.7%増に対して、実質は2.6%減。わかめご飯に使う米も、金額は上がって量は減っている側にあります。
食料全体でも名目5.5%増に対して実質1.2%減で、消費支出全体が実質0.9%の増加だったのとは逆を向いています。
部位を見て選ぶ、特売のタイミングを待つ。そうした工夫は、この実質マイナスの裏側にあるのだと思います。
※当記事は、話題となった情報をお伝えすることを目的としています。調理の際は衛生面に注意し、十分に加熱してから召し上がりください。
※本サイトは当記事内で扱う投稿において、調理や飲食による事故や損害を保証いたしません。
参考資料
中沢 新
