過干渉の親に悩んでいるのは、未成年だけではありません。成人して就職・結婚後も親の干渉や口出しに頭を悩ませている人は存在します。いくつになっても親を悲しませてはいけない、親に意見をするのは悪いことだ、という罪悪感からその支配から逃れられない人は、親と距離を取ることは決して悪いことではないことを知ってください。
距離を置くことで自分自身を大切にしたり、親自身もその束縛に気づくことができるいいきっかけになるかもしれません。毒親に育てられたことで、自分の人生を諦めないよう考えることが大切です。
まとめ
いつまでも子供と思っていても、子供たちは知らないうちに成長していくものです。危険なことや失敗をして欲しくない、そんな親心もわかりますが子供が転んだ際に一緒に立ち上がれるよう考え、見守ることこそ、親にとって大切なことではないでしょうか。
知らず知らずのうちに子供を支配してしまっていないか、改めて見直すことで、子供の成長を発見できるかもしれません。
参考:『毒親と子どもたち』斎藤学
LIMO編集部
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LIMO編集部は、経済や金融、資産運用等をテーマとし、金融機関勤務経験者の編集者が中心となり、情報発信を行っています。またメディア経験者の編集者がキャリア、トラベル、SDGs、ショッピング、SNSなどについて話題となっているニュースの背景を解説しています。当編集部はファンドマネージャーや証券アナリスト、証券会社・メガバンク・信託銀行にて資産運用アドバイザー、調査会社アナリスト、ファッション誌編集長、地方自治体職員等の経験者で構成されています。編集スタッフの金融機関勤務経験年数は延べ49年(589か月)で、メンバーが勤務していた金融機関は、野村證券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券、日興証券、三菱UFJ銀行、三井住友信託銀行、日本生命、フィデリティ投信などがある。日本証券アナリスト協会認定アナリスト(CMA)、第一種外務員(証券外務員一種)、FP2級、AFP等の資格保有者が複数在籍。生保関連業務経験者は過去に保険募集人資格を保有。株式会社モニクルリサーチが運営(最新更新日:2024年9月30日)。