海外のSNSでは、犬や猫といった動物を保護し、懸命に救おうとする「動物レスキュー」の様子を紹介した投稿がInstagramで注目を集めています。

今回、LIMO編集部がピックアップするのは、海外で動物保護をしているPuppy Kitty NYCityさんのInstagramアカウント@puppykittynycityの投稿。

地下室に3週間閉じ込められていたところを保護された猫のジョニちゃんは、今は安全な保護施設で暮らしているものの、依然としてケージの中での生活を余儀なくされているといいます。

執筆時点で1万4000回再生、約1818件のいいね!がつくなど話題となった本投稿の中でも、特に胸を打たれるシーンやSNSでの反響をまとめてご紹介します。

また記事中では、保護猫を迎える前に知っておきたい、猫の飼育費用についても解説していきます。

※投稿の画像は【写真】をご参照ください。

LIMO アニマル・ストーリー部
地下室に3週間もの間閉じ込められていた猫のジョニちゃん。発見されたときは、金網の隙間からわずかに顔をのぞかせるだけの心細い姿でした。保護された今は、スタッフから優しく声をかけられ、なでられるとお腹を見せてくつろぐまでに気を許すようになったといいます。それでも住む場所は保護施設のケージの中。安全で温かい食事も与えられているものの、思い切り体を伸ばしたり、外の世界を自由に歩き回ったりすることはまだできません。投稿では、そんなジョニちゃんに一日も早く里親が見つかってほしいという切実な願いが綴られています。

1. 【地下室に閉じ込められていた猫】発見時のジョニちゃんの姿

金網の隙間からわずかに顔をのぞかせる保護前のジョニちゃん1/9

金網の隙間からわずかに顔をのぞかせる保護前のジョニちゃん

出所:@puppykittynycity

投稿によると、ジョニちゃんは何者かによって地下室に3週間にわたって閉じ込められていたといいます。動画のテロップには「Remember this poor girl(このかわいそうな子を覚えていてあげて)」という言葉が添えられており、発見時のジョニちゃんがどれほど心細い状態だったかがうかがえます。投稿主の団体は「彼女は閉ざされたドアの向こうで忘れ去られながらも生き延びた」と紹介しており、長期間にわたる監禁生活がジョニちゃんに大きな負担を強いていたことがわかります。保護されたジョニちゃんは、現在は保護施設のケージの中で安全に、食事も与えられながら過ごしています。

2. 【保護施設で里親を待つ猫】ジョニちゃんの現在の姿

保護施設のケージの中でスタッフになでられるジョニちゃん2/9

保護施設のケージの中でスタッフになでられるジョニちゃん

出所:@puppykittynycity

投稿によると、保護されたジョニちゃんは、保護施設のスタッフから優しく声をかけられ、頭や体をなでてもらいながら少しずつ心を開いていったといいます。動画では「Hi, baby」「You're so precious(なんて愛おしいの)」と語りかけられるたびに、ジョニちゃんが安心した様子を見せる場面が捉えられています。

お腹を見せてリラックスし、優しくなでられるジョニちゃん3/9

お腹を見せてリラックスし、優しくなでられるジョニちゃん

出所:@puppykittynycity

なでられるとお腹を見せて体を伸ばすほどリラックスするまでになったジョニちゃんですが、投稿主は「彼女が本当に必要としているのは、思い切り体を伸ばしたり、探検したり、柔らかい場所で眠ったりできる、そして自由がどういうものかを知ることができる里親や永久的な家庭だ」と綴っています。地下室からは救い出したものの、ジョニちゃんの「レスキュー」を完成させるにはまだ力が必要だと呼びかけていました。

コメント欄では

  • 「ジョニ、なんて素敵な名前でしょう!彼女は完璧です。助けてくれて、たくさんの愛情をかけてくれて本当にありがとう」
  • 「これまでしてくれたこと、そしてこれからも続けてくれることに感謝します。里親か永久的な温かい家庭が一日も早く見つかりますように、祈りを込めてシェアしました」

など、ジョニちゃんの幸せを願い、保護活動への感謝を伝える声が寄せられていました。

――以上、海外のSNSで話題のネコちゃんでした。

3. 著者からの一言コメント

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今回のジョニちゃんの投稿をリサーチする中で強く印象に残ったのは、地下室に3週間も閉じ込められていたという壮絶な過去と、保護された今もなお「檻の中」という不自由な環境から抜け出せていないという二重の切なさでした。動物保護というと「保護されたら幸せな結末」というイメージを抱きがちですが、実際には保護施設のスペースやスタッフの数には限りがあり、次の行き先が決まるまでは狭いケージでの生活が続くケースが少なくありません。今回のジョニちゃんのように、命の危険こそ脱したものの、本当の意味で自由になるまでにはもう一段階、里親や一時預かりボランティアの存在が欠かせないのだと改めて感じさせられました。もし身近に保護施設やレスキュー団体があるなら、里親になることだけがすべてではなく、一時的に自宅で預かる「フォスター」という形で力になれる場合もあります。今日からできることとして、まずはお近くの保護団体がどのような形でのサポートを必要としているか、SNSやウェブサイトをのぞいてみるだけでも大きな一歩になるはずです。この記事を通じて一番伝えたいのは、保護された瞬間がゴールではなく、そこから安心して暮らせる場所にたどり着くまでが本当の「レスキュー」だということです。ジョニちゃんが一日も早く、思い切り体を伸ばして眠れる温かい家庭に出会えることを願っています。

4. 保護猫を迎える前に。猫の飼育費用は月平均どのくらい?

過酷な状況から救われた動物たちの姿は、これから猫を迎えたいと考えるきっかけにもなります。ただし、迎えた後には毎月の飼育費がかかることも忘れてはいけません。

猫1匹あたりの月間支出額は「2021年の9138円」から「2025年には1万1865円」まで増加し、5年間で約29.8%上昇しています。

中でもフード関連の支出は全体の約55%を占め、主食とおやつを合わせた費用も年々値上がりしています。

私はアナリストとして、数字は「合計」より「中身の分解」で見ると発見が多いと考えてきました。ペットフード協会の令和7年(2025年)全国犬猫飼育実態調査では、猫1匹あたりの月間支出は1万1865円。2021年の9138円から5年で約29.8%、金額にして2727円増えています。

(中略)

一方で、猫を飼いたい理由の1位は「癒し・安らぎが欲しい」で50.5%。それでも飼えない理由の1位は「集合住宅で禁止」の31.3%、次いで「お金がかかる」の26.1%でした。つまり、立ちはだかる壁は費用だけでなく、住環境も大きいのです。迎えるか迷っているなら、月1万2000円という数字を出発点に、住まいの条件や、長く続けられる家計かどうかまで含めて眺めておくと、後悔のない判断ができるのではないでしょうか。

猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%
猫の飼育費用は4年連続で増加傾向、月1万1865円に。「飼えない理由」1位は集合住宅の禁止31.3%

無理なく長く一緒に暮らすためにも、一度知っておいてもよいかもしれませんね。

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参考資料