「ありがとう」って思う瞬間はたくさんあるのに、照れくさかったりタイミングを逃したりでなかなか口にできない…。気が付けば、何年も夫に「ありがとう」と伝えていない…。そんな方も多いのではないですか?

でも、「ありがとう」って言われるととても嬉しい言葉ですよね。我が子には「きちんとお礼を言いなさい」と教えるのに、一番近い存在である夫に「ありがとう」を言えない、というのもなんか変な話。

もしかしたら子どもたちは「『ありがとう』って言いなさい、って注意してくるパパやママが『ありがとう』を言わないのってヘンなの」って思っているかもしれません。変な意地やプライドが邪魔をして、言うべき言葉を言えずにいるのも寂しい話です。

家事に育児に、主婦の毎日はめまぐるしく忙しい。それなのに、みんな「やって当り前」だと思っているから何にも感謝されなくてむなしい…。
そう思っている方、まずは自分からご主人に「ありがとう」を言ってみるのはいかがですか?

人間関係は鏡。夫婦も例外ではありません。あなたが心からの「ありがとう」を伝えられたら、きっとご主人も心からの「ありがとう」を伝えてくれるはずです。

「ありがとう」の言葉は必須

どうしても夫婦って、お互いの嫌なところばかり目についてしまいがち。また、些細なケンカで「顔を見るのもイヤ!」という気持ちになってしまうことも多々あります。そんな状況で常に感謝の気持ちを持ち続けるのってなかなか難しいもの。そう、感謝するって努力が必要なんだと思います。

でも、努力してお互い素直に感謝の気持ちを伝えられるようになったら、きっと幸せな夫婦生活を築けるはず。「ありがとう」は、夫婦にとって必須の言葉なのではないか?と筆者は思うのです。

大中 千景