第一三共、2026年3月期通期は営業利益▲31%。株価が昨秋の3,800円台から切り下がった背景に何があるのか 売上収益は5期でほぼ倍増。利益率のピークアウトと運転資本の膨張から成長の質を確かめる 2026.09.18 20:40 公開 執筆者石津 大希 業績が伸びている会社の株価は上がる。そう思って第一三共(4568)の月次の終値を並べると、少し戸惑う。売上収益は5期でほぼ倍になった。それでも株価は2025年11月末の3,800円台から、2026年7月末には2,500円台まで水準を切り下げている。伸びているのは売上で、削られているのは何なのか。早速構造を見ていきたい。 ※本記事中の株価は、過去の株式分割の影響を調整した値を使用しています。 この記事のポイント 2026年3月期通期の売上収益は2兆1,230億円で前期比+12.6%。一方で営業利益は2,290億円と前期比▲31.0% 株価は2025年11月末の3,800円台から2026年7月末の2,500円台まで水準を切り下げ、8月末に2,800円台へ戻した 2027年3月期は営業利益+24.0%の増益予想に対し、当期利益は▲10.3%の減益予想となっている 記事の続きを読む 1/2 出所:各種資料をもとに筆者作成 Check! 次のページでは、「第一三共」が増収でありながら営業利益を31%減らしたという組み合わせが、何を映しているのかを取り上げます。株価は昨秋の3,800円台から夏の2,500円台まで、階段状に沈んでいきました。この値動きと決算の中身がどうつながっているのかを、あわせて確認します。 画像と一緒に記事を読む 関連記事 ソフトバンクグループ、2026年3月期通期は当期利益+334%。営業キャッシュフローはマイナス、株価の大きな振れの背景に何があるのか ソフトバンクグループの2026年3月期通期は当期利益が前期比+333.7%。一方で営業キャッシュフローは流出超に転じ、有利子負債は24兆円台へ膨らんだ。株価の大きな振れを資本配分から整理する。 LIMOをGoogle検索のお気に入りに登録!詳しくはこちら→ copy URL 関連タグ #株価 #決算 #株式投資 #上場企業 #第一三共