9月のシルバーウィークに、実家へ帰省して両親と過ごすという方も多いのではないでしょうか。

顔を合わせて話せるこの機会は、両親のスマートフォンやネット口座について確認しておく、またとないタイミングでもあります。

今回は、シルバーウィークの帰省中に親子で取り組んでおきたい「スマホとネット口座」の整理リストを、ロック解除番号の共有、ネット口座の有無の確認、不要なサブスクの解約という3つの観点から解説します。

いずれも身構えるような難しい作業ではなく、帰省中の空き時間に少し話すだけでできることばかりです。

1. なぜ「今」実家で確認しておきたいのか

まずは、なぜこのタイミングでの確認が大切なのか、背景を確認していきます。

1.1 親世代の8割超がスマホを使う時代に

総務省「令和6年通信利用動向調査」によると、70~74歳のインターネット利用率は69.8%、スマートフォン利用率は53.0%にのぼります。

一昔前のように「親はスマホを使っていないから関係ない」とは言えない時代になっています。

親世代のネットとスマホ利用状況を示す表(総務省令和6年通信利用動向調査)1/3

親世代のネットとスマホ利用状況を示す表(総務省令和6年通信利用動向調査)

出所:総務省「令和6年通信利用動向調査」

1.2 直接会えるからこそ、できることがある

独立行政法人国民生活センターは2024年11月、「今から考えておきたい「デジタル終活」」と題した注意喚起を公表しました。

そこでは、本人のスマホを開けずネット銀行の契約先が分からない、コード決済サービスの相続手続きに1カ月以上かかった、サブスクリプションを解約できず支払いが続いているといった相談事例が紹介されています。

こうした「困った」の多くは、本人が元気なうちに家族と情報を共有しておけば防げるものです。

電話やメッセージだけでは聞きにくい内容も、顔を合わせて話せる帰省のタイミングなら、自然に切り出しやすくなります。

国民生活センターが呼びかけるデジタル終活のポイントを示す表2/3

国民生活センターが呼びかけるデジタル終活のポイントを示す表

LIMO編集部作成