2. 9日の米国半導体関連株の動き
9日(現地時間)の米国株式市場は、S&P500種株価指数が前日比37.16ポイント(▲0.48%)安の7,636.36、ナスダック総合指数が同168.07ポイント(▲0.64%)安の2万6,253.34、ダウ工業株30種平均が同405.41ドル(▲0.77%)安の5万2,380.66ドルとそろって下落した。
一方、半導体関連の値動きを示すフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)は同43.45ポイント(+0.37%)高の1万1,931.32と、主要3指数とは逆行して上昇した。
半導体関連の米個別銘柄は値動きが分かれた。
SKハイニックスが+7.05%高、マイクロン・テクノロジーが+2.75%高、サンディスクが+1.51%高となるなどメモリー関連が軒並み上昇した一方、エヌビディアは▲0.91%安、台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM)は▲0.83%安、ASMLホールディングは▲2.00%安と冴えない値動きとなった。
AMD、ARMホールディングスはそれぞれ+3.04%高、+1.03%高で取引を終えた。
9日(現地時間)の主な米半導体関連株8銘柄の終値・騰落率を一覧にまとめると、以下の通りとなる。
3. 米国の主な半導体関連株の騰落一覧(9日、現地時間終値)
- エヌビディア(NVDA):223.67ドル(▲0.91%)
- AMD(AMD):521.10ドル(+3.04%)
- SKハイニックス(SKHY):198.63ドル(+7.05%)
- ARMホールディングス(ARM):264.23ドル(+1.03%)
- 台湾セミコンダクター・マニュファクチャリング(TSM):435.36ドル(▲0.83%)
- マイクロン・テクノロジー(MU):1,027.77ドル(+2.75%)
- サンディスク(SNDK):1,764.17ドル(+1.51%)
- ASMLホールディング(ASML):1,729.52ドル(▲2.00%)
米半導体関連銘柄の値動き一覧1/1
出所:各データより筆者作成
4. 記者コメント
10日は電線御三家が前日の急伸から一転して反落する一方、半導体株はアドバンテストが高値引けとなるなど対照的な値動きとなった。
半導体関連株については、韓国株が堅調だったことや、半導体受託生産で世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)の8月の月次売上高が好調だったことが相場の支えになったとみられる。TSMCが発表した2026年8月の連結売上高は、前月比10.1%増・前年同月比53.3%増の約5,148億1,000万台湾ドル(約2兆5,200億円)。
2026年1〜8月の累計売上高も前年同期比39.3%増の3兆3,868億7,000万台湾ドル(約16兆5,800億円)と、堅調な受注環境がうかがえる内容だった。
このほか、9日には米財務省が示した国債の買い入れ消却(バイバック)計画の規模が市場の想定に届かなかったとの見方から米長期金利が上昇し、これが国内の金利にも波及。原油先物相場の上昇を受けてインフレ再燃への警戒が強まったことも、国内債券の売りを誘う材料になった。長期金利は2.9%台前半で推移。
日経平均は午後15時時点で200円近く下げていたが、大引けにかけて急速に切り返し、3営業日ぶりの反発で取引を終えた。円相場は日銀審議委員の会見を受けて午後に153円台後半まで値を切り上げる場面があった。
5. 参考
【免責事項】
- 本記事は一般的な情報提供のみを目的としており、特定の株式の購入や売却について助言や推奨するものではありません。本記事上の情報に起因、また関連して生じた損害や損失に関しては一切の責任を負いません。投資判断は最新の決算資料や市場動向などをご自身でご確認の上、自己責任で行ってください。
高原 祥子