5. 元人事が教える「本当に推せる企業」を見極める3つのポイント
では、40代・50代の求職者が転職先を選ぶ際、後悔しない「本当に推せる職場」を見極めるにはどこに注目すればよいのでしょうか。人事の視点から3つのポイントをお伝えします。
5.1 企業の理念や事業目的に「心から共感できるか」
前述の通り、会社への誇りや愛着(92.5%が働きがいを感じる)は働きがいの核となります。面接や企業研究の段階で、経営者の発信しているメッセージや事業内容に対し、「この会社の取り組みを家族や知人に誇らしく語れるか」を自分自身に問いかけてみてください。
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出典:【40代~60代800名調査】人は何に希望を持てると、働き続けたいと思えるのか/推せる職場ラボ(株式会社NEWONE)
5.2 自分の経験や価値観が歓迎される「組織風土」があるか
ミドルシニア採用でミスマッチが起きる最大の原因は「社風との不一致」です。選考の場では、自分がこれまでのキャリアで大切にしてきた仕事への姿勢やコミュニケーションの取り方が、その会社の文化となじむかどうかをしっかり観察しましょう。面接官への質問で「ミドルシニア世代の社員がどのような役割で活躍しているか」を確認するのも有効です。
5.3 自分のライフスタイルや健康維持と両立できるか
同調査でも、ミドルシニア世代の最大の不安として「健康状態や気力・体力の低下(56.1%)」が挙げられており、働きがいに影響する要素として「健康」を挙げた人は69.3%に上っています。どれほど条件が良くても、過度な長時間労働や過剰なストレスがかかる環境では持続的に働き続けることができません。自身の体調やライフステージに合わせた働き方が可能かどうかも、重要な選定基準です。
6. 自分にとっての「誇り」を持てる職場選びを
40代・50代からの転職活動は、決して易しいものではありません。しかし、年収や知名度といった他者からの評価に捉われるのをやめ、「自分が誇りを持って働ける場所か」「生き生きと情熱を注げる仕事か」という基準にシフトすることで、転職の成功率は格段に高まります。
キャリアの後半戦を自分らしく、充実した時間にしていくために。ぜひ目先の条件だけでなく、「心から推せる職場」かどうかという視点を持って、新たな一歩を踏み出してみてください。
参考資料
・調査リリース:株式会社NEWONE「【40代~60代800名調査】人は何に希望を持てると、働き続けたいと思えるのか」(2026年9月8日配信)
・調査主体:推せる職場ラボ(株式会社NEWONE) ・調査対象:全国の40代〜60代の会社員・経営層 812名(インターネット調査/2026年7月21日〜23日実施)
柳 奈央子